「素晴らしい時間、最高の1日になった」
2月16日にシカゴのユナイテッド・センターで開催された第69回NBAオールスターゲームは、故コービー・ブライアントへ敬意を表した新たなフォーマットの効果により大盛り上がりを見せて幕を閉じた。
157-155で勝利したチーム・レブロンのキャプテン、レブロン・ジェームズは、「試合中にコービーを感じられた」と、試合後の会見で語った。
「確かに、試合開始からコービーの存在が感じられた。ファンのみんなが彼の名前をチャントしたり、ヤニス(アデトクンボ)のチームの選手の背中を見れば、そこに『2と4』があったわけで、彼の存在が感じられたよ」
第3クォーターまでの合計得点が多いチームの得点に、コービーが現役最後の10年間着用した背番号と同じ『24』を足した数字をファイナル・ターゲット・スコアに設定し、その得点に到達するまで試合が続くというルールに変えた途端、例年の『お祭りモード』的な球宴ではなくなり、第4クォーター終盤には、プレーオフさながらの緊迫した攻防が繰り広げられた。
試合前から選手たちで強度の高い試合をしようと打ち合わせしていたかを聞かれたレブロンは、「話し合いなんてなかった。僕たちは、みんな競技者だからね。競技者でなかったら、オールスターになれない。最高レベルで競い合っているし、お互いに勝つためにやっている。だから、選手たちにはそういうプライドがある。シーズン中も、そういう気持ちを持ってやっている。今夜のオールスターゲームでも同じだった」と答えた。
今年のオールスターゲームは、コービーへのトリビュート一色の大会になった。レブロンは、レイカーズレジェンドのコービーのレガシーを称える大会に出場できたことに感謝しているとも述べた。
「素晴らしい時間、最高の1日になった。シカゴで彼の存在が感じられた。本当に感謝している。ありがとう」