ホリデーも絶賛「彼を止められる選手がいるとは思えない」
ペリカンズのザイオン・ウィリアムソンが、NBAでの9試合目となった2月11日のトレイルブレイザーズ戦で31得点9リバウンド5アシストというパフォーマンスを披露し、ファンの度肝を抜いた。
第3クォーター途中までは互角の攻防を繰り広げていたが、そこからザイオンがブレイザーズのディフェンスをねじ伏せるような得点を連発すると、チームも勢い付いた。ロンゾ・ボールとドリュー・ホリデーが次々と作り出すチャンスを、ザイオンがゴール下で、JJ・レディックがアウトサイドへ、そして巧みな動きからジョシュ・ハートが合わせて得点に。約7分間で29-8、強烈なランで一気に試合を決めてしまった。
ホリデーから「彼を止められる選手がいるとは思えない」と称賛されたザイオンだったが、本人は控え目に「試合にインパクトを与えられるとは思っていたけれど、こういう形になるとは思っていなかった」とコメントしている。
ザイオンと息の合った連携を見せているポイントガードのロンゾ・ボールもルーキーを絶賛。「彼はこれからもっともっと良くなる。シーズン途中にデビューしたばかりでまだ万全な状態ではないし、そもそもまだ19歳だ。これからどんなプレーをしてくれるか考えると、末恐ろしい」
ドラフト全体1位指名選手の30得点超えとしては、1996年のドラフト1位指名選手だったアレン・アイバーソンに次いでの早さだという。
ザイオンは「こんなに早くアジャストできているなんて、自分のプレーを不思議にさえ感じる」と語った。そして、自身は完璧な選手ではないとして、さらなる成長を誓った。
「まだ19歳だから、もっと成長できる。失敗だってする。完璧ではないから、ミスから学ぶ」