ドウェイン・デッドモン

キングスではプレータイムを得られず

キングスのドウェイン・デッドモンがホークスへトレードされた。キングスはデッドモンとドラフト2巡目指名権2つをホークスへ譲渡、代わりにジャバリ・パーカーとアレックス・レンを獲得している。デッドモンは今シーズンからキングスへ加入したが、シーズン半ばで古巣ホークスへ放出されてしまった。

デッドモンは昨年のオフにキングスと3年4000万ドル(約44億円)の契約を結んだばかり。ホークスに所属していた2018-19シーズンは10.8得点、7.5リバウンドを記録していたが、今シーズンは開幕から思うようなパフォーマンスを発揮できなかった。デッドモンがスターターとして出場したのは10試合のみで、スタッツも1試合平均5.1得点、4.9リバウンドと昨シーズンを下回っている。

フラストレーションが溜まるシーズンを送っていたデッドモンは、昨年12月に公の場でトレードを志願する発言をした。

「トレードを希望する。プレーさせてもらえないなら、自分の能力を高く評価してくれるチームに行きたい。僕はプレーしたいと思っているが、ローテーションから外すと言われたので、このまま待っていても意味がない」

公の場でのトレード要求は団体交渉協定で禁止されているため、デッドモンはリーグから5万ドルの罰金を受けた。

デッドモンはロケッツから移籍して来たセンター、クリント・カペラのバックアップを務めることになりそうだ。ディフェンスではリムプロテクターとして、オフェンスではピック&ロールと3ポイントシュートでの貢献が期待される。ホークスはコート内外で発言力のあるベテランを必要としており、デッドモンが移籍をきっかけに本来のプレーを取り戻すとしたら非常に良い補強となりそうだ。