男子日本代表

八村塁の招集は厳しい見込み

昨日、日本バスケットボール協会はアジアカップ2021予選の概要を発表した。

予選は24チームを6グループに分け、ホーム&アウェー方式で総当たり戦が行われ、上位2カ国が本大会に出場する。また各グループ3位が2次予選に進み、そこで上位4カ国が本大会に出場できるため、最低でもグループリーグで3位以上を目指す必要がある。

日本は中国、チャイニーズ・タイペイ、マレーシアと同グループとなり、開幕戦となる2月21日に千葉ポートアリーナで中国と激突する。

グループリーグの日程は以下の通り。

Window1
2020 年 2月21日(金)vs 中国 【HOME】 19時試合開始予定
2020 年 2月24日(月・祝)vs チャイニーズタイペイ 【AWAY】20時試合開始予定(日本時間)
Window2
2020 年 11月26日(木)vs マレーシア 【AWAY】
2020 年 11月29日(日)vs 中国 【AWAY】
Window3
2021 年 2月19日(金)vs チャイニーズタイペイ 【HOME】
2021 年 2月22日(月)vs マレーシア 【HOME】

この大会はアジアカップ本戦の出場権が懸かっているだけではなく、その先にある、ワールドカップ2023の出場権にかかわる重要な大会と位置づけされており、事実上2024年に開催されるパリオリンピックに繋がる。そのため、日本バスケットボール協会の三屋裕子会長は「私たちにとっては完全に『ロードtoパリ』の第一歩」と、この予選を重要視している。

またウィザーズの八村塁やグリズリーズの渡邊雄太の招集は難しいと見られている。それでも、テキサス・レジェンズの馬場雄大の招集に関しては話し合いを進めていくと三屋会長は言う。

「試合勘がなくなるのが嫌なので、あまり試合に出ていないようだったらちょっと早めに招集をかけたい。それでも、チームとの接触になりますので、私の希望だけではなかなかいかない。彼の希望や将来もあるのでそこは丁寧に話しながら、本人が一番良い形でどの時期に招集をかけるというのは、(フリオ)ラマスや(技術委員長の)東野(智弥)含めて話し合っていく」

昨年、自力出場を果たしたワールドカップでは5戦全敗に終わった日本。世界との差を痛感させられる大会になったが、それを糧に新たなレベルアップとできるかどうかを問われるのか、このアジアカップ予選となる。今後の成長も含めて、アジアカップ予選には大きな注目が集まる。