マイケル・ポーターJr.

2018年のドラフト1巡目14位、昨シーズンは全休

ナゲッツのマイケル・ポーターJr.が、2020年の初戦でそのポテンシャルを最大限に発揮した。

ポーターJr.は2018年のドラフト全体14位でナゲッツから指名されたが、もともとはトップ5指名もあると言われた才能の持ち主。それでも大学進学後に腰を痛めて手術を受けたことで評価を下げて14番目まで指名を待たなければいけなかった。

それでもナゲッツは彼を完璧なコンディションに戻すことを最優先とし、ドラフトの直後に腰を再手術させた。昨シーズンは全休し、今シーズンをルーキーとして過ごしている。膝の故障でサマーリーグの出場を回避、開幕当初もプレーしなかったが、試合を重ねるごとにその才能を発揮している。

セカンドユニットの一角として平均プレータイムは10分前後、というところだったが、敵地でのペイサーズ戦ではシュートタッチが非常に良く、フィールドゴールは12本中11本とほぼノーミス。ヘッドコーチのマイケル・マローンは勝負がかかった第4クォーターは最初から最後までポーターJr.をコートに立たせ、彼もまた期待に応えてチームを勝利に導いた。

お膳立てしてもらったチャンスをただ決めるのではなく、自らズレを作り出して十分な体勢でなくてもアタックする姿勢を失わなかった。こうしてキャリアハイの25得点を記録したポーターJr.は、ペイサーズ戦後『Altitude TV』のインタビューに応じ、「楽にやれた。新年を今日のような形でスタートさせられて最高だよ。チームメートやコーチに感謝しないと」と語った。

ようやく本領を発揮し始めたポーターJr.は、試合後のロッカールームで、チームメートたちから手荒い祝福を受けた。