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NBAファイナル史上過去に例がない1勝3敗からの逆転優勝を目指す

NBAファイナル第4戦までを終え、1勝3敗と追い詰められたキャバリアーズ。悲願の初優勝を果たすためには、王者ウォリアーズを相手に3連勝が求められる。

しかし、NBAファイナル史上、1勝3敗から逆転した例は過去に存在しない。最大の試練を迎えたキャブズだが、レブロン・ジェームズは動じることなく「全力を尽くす」とだけ、試合前日の会見で語った。

「持っている力をすべてチームとチームメートのために尽くし、あとは結果を受け入れる。キャリアを通じて多くのハードワークをこなしてきた。今シーズンも同じだ。だから、自分にできることは分かっている。チームに何ができるかも分かっている。今の状況を難しいとは思っていない。コートに出て、自分の仕事をするだけだから」

第4戦では、出場時間がなんと46分に達し、ドライブから果敢なアタックをやり続けたにもかかわらず、獲得したフリースローの数はわずか4本に終わった。試合後、審判の判定について当惑したような発言をしたジェームズは、第5戦ではジャッジに変化が見られると思うかを聞かれると、「それは自分にコントロールできることではない」と、コメント。

「自分たちにコントロールできることは、コート上で攻守ともにアグレッシブにプレーすること。勝つために最善の戦術をコーチが考えてくれる。それを実行できるかどうかは、自分たち次第だ」