千葉ジェッツとパートナーシップを締結したXFLAGスタジオ木村総監督「バスケで新しいエンタテインメントを作りたい」

2017/09/01
Bリーグ&国内
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文=鈴木健一郎

『モンスト』がジェッツの試合と連動することも!?

先日、XFLAGスタジオ(株式会社ミクシィ)が千葉ジェッツとのパートナーシップ締結を発表した。XFLAGスタジオは、人気スマホアプリ『モンスターストライク』を筆頭に、ゲームやアニメ、スポーツなど、友達や家族と集まって熱く盛り上がることのできる『ケタハズレな冒険』を提供するブランド。

「なぜバスケなのか」、「なぜ千葉ジェッツなのか」といった疑問について、株式会社ミクシィ取締役 XFLAGスタジオ総監督の木村こうき氏(以下、木村総監督)が説明してくれた。

今回のパートナーシップの出発点は、ビジネス的なものではなく『モンスト』から来ているとのこと。「自然発生的なものなんです。千葉ジェッツさんの西村(文男)選手がモンストをかなりやり込んでいるという話を聞いて、『ホントですか』、『それは面白いぞ』と」

もちろん、思い付きでパートナーシップに至ったわけではない。「日本のスポーツにおけるエンターテインメント性はまだまだ高めていける余地があるのではないかと感じていて、私たちがこれまで培ってきたもエンターテインメントのノウハウで、スポーツを盛り上げたいと考えたんです」と木村総監督は言う。

では、なぜバスケなのか。なぜBリーグなのか。なぜ千葉ジェッツなのか。木村総監督がまず挙げたのは、アリーナスポーツであることだった。「演出の自由度であったり、枠にとらわれない新しさをBリーグは持っています。あとは『新しい』というのが大きな魅力です。私たちは型破りなことばかりをやってきているので、それに付き合っていただきたい。そう考えると昨年リーグが発足したばかりのバスケが、そしてリーグの中でもブースターの熱量や何よりも強さを兼ね備えた千葉ジェッツさまが一番のパートナーなんじゃないかと。それが大きな要因ですね」

今までとは違うレベルのエンタテインメントを目指す

XFLAGスタジオが掲げる戦略コンセプトは『B.B.Q.(バーベキュー)』。バーベキューのように「友達や家族が集まって、熱く盛り上がれる場所を創る」ことの価値を重視している。スポーツ観戦の興奮や楽しみ、それを多くの人と繋がることで何倍にも大きくして、今までとは全く違うレベルのエンタテーインメントを生み出そうと考えている。

だからこそ、やろうとしていることは『型破り』なものとなる。やはり期待するのは『モンスト』や6月に新たにリリースされた『ファイトリーグ』を使った仕掛けだ。「モンストだけでも世界累計利用者数が4000万人を突破していて、非常に多くのユーザーの方に楽しんでいただいています。そのユーザーの皆様に対して『こういう新しい楽しみ方もあるよ』と試合とゲームのコラボレーションをするとか、できる限りのことをやっていきたいと思います」と木村総監督は言う。

「我々のエンターテインメントのノウハウで、これまでにないステージ演出を手がけるとか、または実際の試合と連動してモンストやファイトリーグ内で何かが起きるなど、全く新しい様々な展開に期待していただきたいですね」

契約期間は1年だが、ミクシィ側は今後『太く長く』続く関係へ育てていきたいと考えている。木村総監督はこう説明する。「今、日本のスポーツ産業は5兆円規模で、欧米に比べて規模が小さいんです。多くの方がスタジアムやアリーナに足を運んで、そこで様々な形で盛り上がる。エンタテインメントとしての新しいスポーツの在り方を私たちの手で創造したいです。その考えに共感し、革命的な取り組みにお付き合いいただける千葉ジェッツさんと、一緒にいろんな取り組みをやっていきます」

『型破りな取り組みで盛り上がりを作り出す』というのは千葉ジェッツとXFLAGスタジオの共通点。バスケットさながらに、両者の個性がケミストリーを起こし、全く新しいエンタテインメントを生み出すことに期待したい。