マーカス・スマート

セルティックス浮上のカギを握る守備の要

現在のセルティックスで最も在籍年数の長いマーカス・スマートは、昨シーズン60試合で先発に起用されたが、自身のポジションがシックスマンであることを理解している。

『The Athletic』によれば、キャリア341試合中198試合をベンチから出場しているスマートは、「自分はストレッチ6。そう呼んでいるんだ」と答えた。

昨シーズンにキャリアハイとなる3ポイントシュート成功率(36.4%)を記録したスマートだが、最大の武器はフィジカル色の強いディフェンスだ。今年のFIBAワールドカップでも、アメリカ代表の守備の要として活躍したのは記憶に新しい。

スマートは、セルティックスの成否を握るチームディフェンスについて、『WEEI.com』に、こんなことを語っている。

「1番から5番まで、ロスター全員にコート上でリーダーになれる資質があると思っている。ディフェンスは、プレーしている全員の力が必要になる。1人の選手が指示を出すだけではなくて、コート上で気づいたことは、チーム全員で話し合わないといけない」

カイリー・アービング、アル・ホーフォードが退団後、オフにはケンバ・ウォーカーとエネス・カンターが加わったとはいえ、今シーズンのセルティックスが東カンファレンスの上位でプレーオフに進出できるかは、守備がモノを言う。

スマートがシックスマンとして起用されるかどうかは指揮官のブラッド・スティーブンズ次第になるが、先発だろうと、ベンチからの出場だろうと、彼は自分の長所を生かしてチームに貢献する準備を整えている。