レイカーズはチームディフェンスを強化
レブロン・ジェームズとアンソニー・デイビスがデュオを組むレイカーズは、西カンファレンスの優勝候補の1つに挙げられている。
そんな彼らがトレーニングキャンプから徹底して取り組んでいるのが、ディフェンスの改善だ。昨シーズンは、失点で21位(113.5)と振るわなかったチームディフェンスを改善する意識は、チーム内に浸透し始めている。
新たなチームでも守備職人として期待されているエイブリー・ブラッドリーは「自分の仕事はディフェンス。毎試合でハイレベルなディフェンスをしないといけない」と、10月1日の練習後に語った。
ブラッドリーは、1対1のディフェンスと3ポイントシュートに優れる選手で、2013年にはオールディフェンシブ・セカンドチーム、2016年には同ファーストチームに選出されるなど、NBAでもトップクラスの守備力の持ち主だ。
指揮官のフランク・ボーゲルは、ペイサーズのヘッドコーチ時代に、当時セルティックスに所属したブラッドリーに手を焼かされ「ペイサーズ時代、選手たちには、『ブラッドリーにつかれたら、あきらめてパスを出せ』と指示した」とコメントしたほど。
デイビスも、ブラッドリーのディフェンスを「特別な力」と称賛し、「本当にボールを保持している選手に対する守備が凄い」とコメント。
当のブラッドリーは、レイカーズへの移籍を決めた理由として、「自分のポテンシャルを最大限に発揮できるから」と話した。その背景には、ポール・ピアース、ケビン・ガーネット、レイ・アレンの『ビッグ3』が揃ったセルティックスでの経験が生きているという。
「メディアデイでも話したけれど、セルティックス時代に優れた選手と一緒にやっていた時は、1日も休んでいられなかった。自分の力を最大限に発揮して、毎試合で高いレベルのプレーをしないといけないからね。そして再び自分にチャレンジしたかったんだ。こうすることで、人間としても、選手としても自分のポテンシャルを最大限に引き出せると思っている」
レブロン、デイビス以外にも、レイカーズには経験と実績のあるベテランが多く所属している。選手としての実力を伸ばせる環境に身を置くことを決めたブラッドリーは、持ち味のディフェンスでチームの勝利に貢献し、キャリア最高のシーズンにしようとしている。
.@realgranthill33 and @iamisiahthomas discuss Avery Bradley's impact on the @DetroitPistons defense. pic.twitter.com/qPQoD4hPwG
— NBA TV (@NBATV) October 13, 2017