ワールドカップでの惨敗にも「アメリカは今もベスト」
ウォリアーズのステフィン・カリーが、来年の東京オリンピックにアメリカ代表の一員として参加する意向を表明した。
ワールドカップでは早期敗退。決勝に進出したスペインやアルゼンチンのチームとしての完成度の高さを前に、アメリカがベストメンバーを揃えたとしてもチームを構築し、スタイルを熟成させる時間がなければ勝てない、との指摘が出ている。しかし、『ESPN』の取材に応じたカリーは「アメリカは今もベストだと思う」と持論を語る。
そして自身の代表参加について「計画している。悪いこと、ケガみたいなことが起きなければ」と前向きな言葉を発した。
「僕はワールドカップで2度優勝しているけど、オリンピックには出場したことがない。もちろん、自分たちの代表としてオリンピックの舞台に立ちたい。来年にはそうなると思う」
時を同じくして、ウォリアーズのチームメートであるドレイモンド・グリーンも東京オリンピックへの出場を宣言している。「今年はオーストラリア遠征があり、遠い中国での大会ということでみんな辞退したんだと思う。でも、オリンピックにはみんなが行きたがるはずだ。自分もプレーしたいと思っているし、12人のロスターに入りたい」
今夏のワールドカップは、スター選手がこぞってNBAの新シーズンに向けた準備を優先したためにビッグネーム不在となった。それで敗れたことで、スター選手たちの愛国心と、プレーヤーの本能としての『挑戦する意欲』が燃え上がっている。スター選手を集めただけでは勝てない、という指摘をアメリカ代表が乗り越えられるのか。東京オリンピックへの期待は高まるばかりだ。