マーケル・フルツ

2年前のドラフト全体1位選手はリハビリ中

胸郭出口症候群からの完全復活に向けてリハビリとトレーニングを続けているマーケル・フルツに、うれしい報せが届いた。

所属チームのマジックが、フルツの4年目のチームオプションを行使したことを発表したのだ。

2017年のドラフト全体1位でセブンティシクサーズから指名されたフルツは、1年目から故障が多く、まだ本来のポテンシャルを発揮できていない。いつ復帰できるのかも明確ではない中、マジックは、1230万ドル(約13億3000万円)という高額な契約を保証する決断を下した。

金銭面だけではなく、今年のドラフトでもポイントガードを指名しなかったことからも、マジックがフルツの完全復活を信じているのは間違いない。

マジックはフルツへのチームオプションを行使するかどうかを10月末に決めれば良かったが、早々の決断を下した。これでフルツは安心してリハビリに集中できる。これだけの厚遇を受けた以上、あとはコートで結果を出すのみだ。

フルツの現状に関してだが、具体的な復帰時期は今も分かっていない。ただ、『The Athletic』によれば、現在もマジックの選手育成部門のスタッフと練習を続けているという。先日ソーシャルメディアに投稿された練習動画を見る限り、以前よりもミッドレンジからのシュートフォームがスムーズになっているのが分かる。

昨シーズンのフルツはシクサーズで19試合に出場し、平均8.2得点、3.7リバウンド、3.1アシストを記録した。『眠れる才能』の復活を待ちたい。