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フルツ、エンビード、サリッチ、シモンズによるユニット

セルティックスから全体1位指名権を得たセブンティシクサーズは、大方の予想通りワシントン大学のマーケル・フルツを指名。これにより、来シーズンに待望のデビューを果たす予定となっている昨年の全体1位指名選手のベン・シモンズ、さらにはジョエル・エンビードとダリオ・サリッチとのカルテットが結成されることとなった。

長らく低迷が続いているものの、彼ら4人を中心にまだ若く、今後成長曲線を描いていくであろうシクサーズは、非常に楽しみなチームだ。

アメリカ国内でも熱狂的なファンが多いフィラデルフィアでは、チームを再び高みに導いてくれるカルテットのニックネームが早くも決定したと、エンビードがTwitterで明かした。

エンビードによれば、フルツ、エンビード、サリッチ、シモンズから成る新ユニットの名称は、それぞれの頭文字を取り『FEDS』(Fultz、Embiid、Dario、Simmons)に決まったという。

突破力に優れているだけではなくシュートも上手いフルツ、インサイドで他を寄せ付けないパワーを持つエンビード、長身ながらボールを巧みに扱いチャンスを生み出すサリッチ、208cmながら万能型のシモンズ。まだ全員が揃ってプレーしたことはないが、新時代の幕開けを感じさせるには十分な面子が揃った。

1980年代のウォリアーズは、得点力に優れたクリス・マリン、ミッチ・リッチモンド、ティム・ハーダウェイによるトリオ『ランTMC』を結成し、話題を集めた。2017-18シーズンは、『FEDS』を擁するシクサーズの戦いに注目だ。