聖なる夜に注目カードが集結、優勝を占う一戦も?
毎年12月25日に行われるクリスマスゲームでは人気チーム同士の対戦が組まれる。まだNBAから正式発表はされていないものの、今年のクリスマスゲーム5試合の対戦カードを『ESPN』が早くも明かしている。
レイカーズvsクリッパーズ
ロケッツvsウォリアーズ
バックスvsセブンティシクサーズ
ペリカンズvsナゲッツ
セルティックスvsラプターズ
大注目となるのは、『バトル・オブ・LA』ことレイカーズvsクリッパーズだ。
レブロン・ジェームズ&アンソニー・デイビスのレイカーズと、カワイ・レナード&ポール・ジョージのクリッパーズが激突する一戦は、来春のプレーオフでの激突に向けた前哨戦と見られる。レイカーズには昨年のオフにレブロンが、今夏はデイビスが大型トレードで加入。クリッパーズではフリーエージェントになったレナードが地元ロサンゼルスに戻り、ジョージもトレードという形でレナードに続いて凱旋。ロサンゼルスのバスケットボール熱は、近年で最高の盛り上がりを見せるに違いない。
ロケッツvsウォリアーズもスーパースター同士の対戦になる。左膝前十字靭帯を断裂したクレイ・トンプソンの復帰は間に合わないだろうが、ウォリアーズにはステフィン・カリー、ドレイモンド・グリーン、ディアンジェロ・ラッセルというオールスターがいる。ロケッツでは、ジェームズ・ハーデンとラッセル・ウェストブルックによるシーズンMVP受賞経験のある超攻撃型デュオが誕生した。互いに新チームになったとはいえ、西のプレーオフ争いに絡む強豪同士の対戦となる。クリスマスの時点での両チームの完成度がどれだけになっているか、注目だ。
バックスvsシクサーズも好勝負必至。昨シーズンのMVPを受賞したヤニス・アデトクンボの脇を経験豊富なベテランで固めたバックスは、新シーズンも東の首位争いに絡むと見られている。オールスターのジョエル・エンビード、ベン・シモンズ、アル・ホーフォードら多彩な選手によるケミストリーが構築されれば、シクサーズはバックスと東の首位を争うことになるだろう。仮想カンファレンス・ファイナルと言っても差し支えない好カードだ。
ペリカンズvsナゲッツの見所は、ドラフト1位ルーキーのザイオン・ウィリアムソン。NBAデビュー前から過度な期待は禁物とはいえ、それだけの逸材であることは間違いない。ニコラ・ヨキッチ、ジャマール・マレーの成長で昨シーズン躍進したナゲッツを相手に、ザイオン、ロンゾ・ボール、ブランドン・イングラム、ジョシュ・ハートのヤング・ペリカンズが胸を借りる一戦になる。
ディフェンディング王者のラプターズは、セルティックスを迎え撃つ。レナード以外のコアメンバーが残留したため、来シーズンもプレーオフ進出が期待されている。一方のセルティックスはカイリー・アービングが退団したものの、オールスターのケンバ・ウォーカー、そしてベテランのエネス・カンターが加入し新たなチームに生まれ変わった。ラプターズにとっては、2001年以来となる球団史上2度目のクリスマスゲームだけに、トロントの熱狂的なファンは聖夜の試合を心待ちにすることだろう。
まだ4カ月以上も先のことだが、今年のクリスマスゲームも好カード目白押しだ。