アンソニー・エドワーズ

勝負どころでヨキッチ&マレーを封じたウルブズ

プレーオフファーストラウンド第2戦、ティンバーウルブズは敵地でのナゲッツ戦に119-114で勝利し、シリーズを1勝1敗のタイに戻した。

試合序盤、主導権を握ったのはナゲッツだった。ジャマール・マレーの爆発力を中心に猛攻を仕掛け、第1クォーターで最大19点のリードを奪う。しかし、ここからウルブズの反撃が始まった。第1戦では膝の負傷の影響もあり精彩を欠いたアンソニー・エドワーズだったが、この日は「ジャンプシュートに逃げず、リムへアタックし続けた」と語る通り、強気のドライブで得点を量産し、第2クォーターを39-25として前半のうちに同点に追いついた。

結果的にエドワーズはゲームハイ(タイ)の30得点を挙げ、ウルブズのクリス・フィンチヘッドコーチも「彼は信じられないほど素晴らしかった。リードされていた第1クォーターの間も、彼はベンチで素晴らしいリーダーシップを発揮し、ポジティブだった。自分からアタックモードに入り、もっとゴールへ向かう必要があると自覚し、それを実行してくれた」と称賛した。

その後は一進一退の攻防が続き、最終クォーターの最大リードは5点と拮抗していた。ウルブズの2点リードで迎えた残り30秒、エドワーズが痛恨のトラベリングを犯し、直後のポゼッションでクリスチャン・ブラウンに2本のフリースローを与えてしまったが、ブラウンが1本をミスしたことで救われた。その後、ファウルゲームで得たフリースローをジュリアス・ランドルが2本とも決め切り、ドンテ・ディビンチェンゾのダンクで熱戦に終止符を打った。

ウルブズはエドワーズが30得点10リバウンドを挙げ、ランドルが24得点、ディビンチェンゾが16得点で続いた。一方、敗れたナゲッツはマレーが30得点、ヨキッチが24得点を挙げるも、第4クォーターに限っては2人のフィールドゴールは12本中2本成功の4得点に留まり、いつもの勝負強さが影を潜めた。

また、ブラウンは彼らに次ぐ16得点に加え、5アシスト2スティールを挙げ、出場時の得失点差はチームで最も多い+4を記録したが、フリースローに泣いた。デビッド・アデルマンヘッドコーチは「CB(ブラウン)がフリースローを決めることを信じていた。リングに嫌われたが、それはNBAでは起こり得ることだ。思い出したくない瞬間はあるもの。素晴らしいプレーをしていただけに、彼にとっては辛い瞬間だろう」と擁護した。

ナゲッツはシリーズで2連勝を飾った際は8勝0敗と無類の強さを誇ってきた。それだけに、この1敗がシリーズの行方を左右するかもしれない。