若年層のスポーツ環境が激変する中で指導者育成に注力

日本バスケットボール協会(JBA)は安藤スポーツ・食文化振興財団(安藤財団)と連携し、22歳以下の若年層を対象にJBA公認C・D・E級コーチ育成講習会の受講料50%を支援する取り組みをこの4月から全国で行う。

少子化に加えて教員の「働き方改革」もあり、これまでの部活動の枠組みが維持できずに若年層のスポーツ環境が激変する中で、「指導者の質・量の確保」は大きな課題となっている。

育成年代の指導に必要なC級とD級、その取得の基礎となるE級ライセンスの取得のハードルを下げ、今後長く指導の現場で活躍できるコーチを育成して新たなバスケ競技環境に対応すべく、この取り組みに至った。

昨日にメディアブリーフィングを行ったJBAの島田慎二会長は「優秀なコーチを増やしていくことが、バスケ界の普及、育成、強化、発展に必要不可欠。我々としては指導者をどんどん増やしていきたい」と、この取り組みへの意欲を語った。

同時に発表された2025年度のチームと競技者の登録数は、U12とU15でチーム数が微増している一方で競技登録者数はやや減少している。中学校の部活チームが減る一方でクラブに移行することでチーム数は微増。競技者はやや減っているが、少子化の中でコロナ以降では最多の登録数と、バスケ人気の向上を受けて健闘していると言える。

部活動の枠に留まらず、様々なプレー環境がこれからもっと増えていく中で、団塊の世代の指導者が現場を離れる年齢になっている。それだけに指導者の育成は急務で、特に新たな環境に対応できる若い指導者をどう育てていくかはJBAにとっても大事なテーマだ。

安藤財団との取り組みだけでなく、学校の授業でバスケを教える教員向けに「バスケットボール授業研究会」の動画を公開するなど、様々な面での指導の質を高める取り組みを行っていく。