デンソーアイリス

終盤のパフォーマンスに大きな差

4月12日、トヨタ自動車アンテロープス(1勝)とデンソーアイリス(2勝)によるWリーグファイナル第4戦が行われた。

トヨタ自動車は安間志織、山本麻衣、平下愛佳、岡本美優、オコンクウォ スーザン アマカが、デンソーは川井麻衣、笠置晴菜、篠原華実、髙田真希、アニマム ジャックダニエルがそれぞれ先発を務めた。

序盤は拮抗するも、徐々にディフェンスの強度で上回ったデンソーのペースに。3ポイントシュートをケアし、タフなミドルシュートを打たせることで失点を防ぐと、髙田や川井がショットクロックわずかな場面でシュートを決め切る。4本すべて外したトヨタ自動車に対し、4本中2本の3ポイントシュートを成功させたデンソーが18-13とリードした。

第2クォーターも一進一退の攻防が続く。外をケアされたことでペイントアタックに活路を見い出そうとしたトヨタ自動車は残り5分に安間のフリースローで追いつくと、金田愛奈のコーナースリーで逆転に成功。それでも、ペイント付近で髙田がしぶとくフリースローを獲得し続けると、シラ ソハナ ファトー ジャが連携からミドルシュートを高確率で沈めて対抗し、髙田のフリースローで締めたデンソーが38-33とリードして試合を折り返した。

平下の3ポイントシュート、安間のドライブで早々に同点に追いついたトヨタ自動車だったが、ここでアクシデントに見舞われる。残り7分16秒、安間がリバウンド争いで倒れ込んだ髙田と衝突して膝を負傷。プレー続行不可能となった。ここまで効果的なドライブで9得点を挙げていた安間を失ったトヨタ自動車だったが、アマカが3点プレーを決め、小野寺佑奈がオフェンスファウルを誘発と周りが奮起した。その後まったくの互角で試合は推移していったが、ラストプレーで今野紀花がドライブを決めたデンソーが50-49とリードして最終クォーターを迎えた。

そしてデンソーはファーストプレーで藪が3ポイントシュートを決めると、直後のディフェンスで24秒バイオレーションを誘発。さらにノーマークを作り出し、木村がゴール下を決めて、開始約1分半でリードを6点に広げた。これで流れをつかんだデンソーはこの勝負どころで攻守が完全に噛み合う。山本と平下を徹底的に自由にさせないことでトヨタ自動車のオフェンスを停滞させると、素早いパス交換から髙田が1本、藪が2本連続で長距離砲を射抜いた。

こうして最終クォーターを20-2と圧倒したデンソーが押し切り、最終スコア70-51で勝利してクラブ初の優勝を決めた。