西田陽成

西田「チームとして団結力が高まっている」

4月11日、滋賀レイクスはアウェーで千葉ジェッツと対戦。

滋賀は最終クォーター開始約1分半に金近廉に3ポイントシュートを決められ、この試合最大となる16点のビハインドを背負った。それでも、ここでディフェンスを締め直すと、游艾喆のゲームメークが冴え渡りライアン・クリーナーやザック・オーガストの得点を次々と演出して15-0のビッグランに成功。そして、残り4分15秒に西田陽成が3ポイントシュートを沈めて同点に追いつくと、勢いそのままに攻守で上回り、72-67の逆転勝利を収めた。

西田が「後半の入りで出ている5人があまりインテンシティ高くやれなかったことが一番の問題」と振り返ったように、滋賀は連続で3ポイントシュートを許し、後半開始早々に2桁のビハインドを背負った。千葉Jの前半の3ポイントシュートを9本中2本の成功と抑えていたが、ここで自信を与えてしまったため、流れに乗れない時間が続いた。そして前述の通り、最終クォーター序盤には16点まで点差は広がったが、決して焦りはなかったと西田は言う。

「最近の試合は自分たちが落ちたところからしっかりカムバックして、粘り勝つ試合が多かったので、4クォーターで逆転できたことは本当に強みです。ああいうところ((大量ビハインドの場面)でみんなで同じ方向を向いてプレーできていますし、チームとして団結力が高まっていると感じます」

西田は持ち前のディフェンス力で富樫勇樹を無得点に抑えつつ、日本人トップの9得点を記録した。シュートに関して「同点のところで決めることができましたけど、それ以外のシュートはオープンで打たせてもらっているのに、あまり良い確率で決め切れていない」と反省したが、「ディフェンスに関してはあまり課題はなく、明日はそれ以上にやるだけだと思っています」と一定の満足度を示した。

前田健滋朗ヘッドコーチも「彼のディフェンスから我々のディフェンスが始まることがかなりあると思っています。そういった意味で彼の貢献は非常に大きい」と言い、特にディフェンス面での働きを評価した。ただ、「もっとできる選手だと思っている」と前置きし、「明日は今日の3、4倍やることがステップアップするために必要です。明日それができるかというチャレンジが一番大きいと思っています」と期待を寄せた。

滋賀は今日の勝利により、今シーズン2度目の4連勝を達成したが、チャンピオンシップ進出の可能性はすでに断たれている。それでも、ファンは選手たちがファイトし続ける姿を見るために会場に足を運び、声援を送る。前田ヘッドコーチはそれを分かっているからこそ、ブレずに戦い続けると誓った。

「我々のバスケットを見て、どう感じてもらえるかが我々の存在意義だと思っています。残りが何試合だろうが、プレーオフがあるかないかとか、そんなものは今日来ていただいている青いグッズを身につけた人たちにとって関係ありません。その人たちに我々がどんな存在かを示せるかということだけを考えて、毎試合全力で戦っています」