桶谷HCの予言「外が入ってきたらもう少し点差は伸びる」
1月21日、琉球ゴールデンキングスが『東アジアスーパーリーグ(EASL)』の第4戦でマカオ・ブラックベアーズとアウェーで対戦した。
琉球の先発は崎濱秀斗、荒川颯、デイミアン・ドットソン、ジャック・クーリー、アレックス・カークの5人。トリプルチャンスからカークの得点で先制した琉球はその後もインサイドの攻防で上回ると、崎濱のスティールからのワンマン速攻で7-0と走り、開始約4分半で11-2と素晴らしいスタートを切った。しかし、3ポイントシュートに当たりが来ず、逆にブラックベアーズに2本連続でコーナースリーを許したことで1点差に迫られる。それでも途中出場の脇真大と佐土原遼がドライブで得点し逆転を許さず、20-17で第1クォーターを終えた。
第2クォーターに入り個人技をなかなか止められずにいた琉球は、開始3分半に3点プレーを許して同点に追いつかれたが、これでスイッチが入った。カークが3点プレーを決めると、この直後に小針幸也がフルコートプレスからスティールし得点。さらにチームとして初の3ポイントシュートをドットソンが決め、カークがセカンドチャンスから加点し、一気に点差を2桁に乗せた。その後、2m30cmのサムエル・デグアラの高さに苦戦した場面もあったが、ドットソンが長距離砲やランニングプレーなど持ち味を発揮し、このクォーターだけで10得点を挙げ、49-38で試合を折り返した。
ゾーンディフェンスを多用するブラックベアーズに対し、琉球は素早いパス回しからハイポストにボールを入れることで優位な状況を作り出し、フィニッシャーとなったカークやクーリーはともに前半だけで2桁得点を奪った。桶谷大ヘッドコーチは前半終了時のインタビューで「彼(デグアラ)はあまり良いディフェンダーではないので、彼のところを動かしながら、ペイントタッチしながら得点はできているので、 外が入ってきたらもう少し点差は伸びるかなと思います」と振り返ったが、それが現実になった。

カーク「今はもう一度チームを作り直している状況です」
後半に入りゾーンの種類を変えてきても、琉球はハイポストで起点を作ると、相手の動きを見てから正しいプレーを選択し、ペイントエリアで加点し続ける。そして、相手が中を絞り始めれば当然外は空き、インサイドアウトから崎濱が3ポイントシュートを射抜く。そして第3クォーター残り18秒には岸本隆一の4点プレーも飛び出し、リードは20の大台に。その後もオフェンスが安定した琉球は、ここまで出番のなかったウィタカ ケンタもコートに立ち、ロスターの全員が出場。セーフティリードを保ち、最終スコア102-79で勝利した。
琉球はセカンドチャンスポイントで25-8と圧倒し、カークとクーリーがともに25得点を挙げた。そして、先発に抜擢された崎濱と要所でのディフェンスが光った小針がともに5アシスト(チームハイ)を記録し、ベンチからの出場となった岸本と脇も2桁得点を挙げた。
インサイドの中核を担ったカークは「チームとしてボールを動かして、自分たちのゲームプランをしっかり遂行できたので、今日はすごく楽しかったです」と試合を総括。「オールスターブレイクが僕たちにとって良いリカバリーの時間になりました」と話し、「今はもう一度チームを作り直している状況です。ゲームを一つずつ積み重ねて、リビルディングしている最中なので、一歩一歩進んでいきたいです」と今後に向けて意気込んだ。
今回の勝利で3勝1敗とした琉球はグループBの2位をキープ。2月4日には首位(4勝1敗)の桃園パウイアン・パイロッツとの直接対決が待ち受けている。
