『攻』の長崎が貫くか、『守』の名古屋Dが防ぐか

11月8日から10日にかけてB1第9節が開催される。アウェー4連戦を3勝1敗で乗り切ったレバンガ北海道(9勝4敗)は西地区4位の滋賀レイクス(8勝5敗)と対戦。ここまで圧倒的な強さを見せつけている長崎ヴェルカと名古屋ダイヤモンドドルフィンズ(ともに12勝1敗)による首位対決が実現する。

北海道はここまで平均17.0得点とリーグ日本人トップのスコアを記録している富永啓生が、オフェンスを牽引。最大の武器である3ポイントシュートの成功率は31.1%にとどまっているが、スラッシャーとして得点を量産し東地区3位という好成績に貢献している。オフボールスクリーンの使い方が上手く、フリーになれば高確率で3ポイントシュートを決められるので相手は警戒をゆるめられない。対する滋賀はアジア特別枠の游艾喆がリーグトップの平均7.4アシストをマーク。23歳のポイントガードはここまで平均プレータイムがチームで唯一30分を超えており、前田健滋朗ヘッドコーチからの信頼も厚い。滋賀はファストブレイクポイントでもリーグトップ5に入っており、そのゲームコントロールに注目だ。

長崎は開幕戦のアルティーリ千葉戦こそ落としたものの、そこから怒涛の12連勝。平均92.8得点、24.2アシスト、3ポイントシュート成功率38.6%はいずれもリーグトップを誇り、チームオフェンスが特徴的なチームだ。馬場雄大も42.9%と高確率で3ポイントシュートを沈めており好調だ。ファストブレイクで先頭を走る脚力も健在で、欠かせない存在感を発揮し続けている。対する名古屋Dはリバウンド部門でトップ、ブロックとスティールでは0.1本差で2位タイを記録。ディフェンスレーティング(100ポゼッションでの平均失点)では90.3点とリーグトップの堅守がチームの好調を支えている。昨シーズンのB1スティール王に輝いたアーロン・ヘンリーは今年も平均2.6本とリーグトップの数字を叩き出している。『攻』の長崎が貫くか、『守』の名古屋Dが防ぐか。ハイレベルな試合展開が予想される。

【B1第9節スケジュール】
■11月8日
14:05 北海道 vs 滋賀 @北海きたえーる
14:05 秋田 vs 群馬 @CNAアリーナ☆あきた
14:05 横浜BC vs 富山 @横浜国際プール
14:05 広島 vs 三遠 @広島グリーンアリーナ
14:05 佐賀 vs 大阪 @SAGAアリーナ
15:05 A千葉 vs 川崎 @千葉ポートアリーナ
15:05 三遠 vs 琉球 @浜松アリーナ
15:05 京都 vs 茨城 @京都市体育館
15:05 長崎 vs 名古屋D @ハピネスアリーナ
15:35 FE名古屋 vs 越谷 @名古屋市中村スポーツセンター
17:05 SR渋谷 vs A東京 @青山学院記念館
19:05 千葉J vs 島根 @LaLa arena TOKYO-BAY

■11月9日
13:00 三遠 vs 琉球 @浜松アリーナ
14:05 北海道 vs 滋賀 @北海きたえーる
14:05 秋田 vs 群馬 @CNAアリーナ☆あきた
14:05 SR渋谷 vs A東京 @青山学院記念館
14:05 横浜BC vs 富山 @横浜国際プール
14:05 京都 vs 茨城 @京都市体育館
14:05 広島 vs 宇都宮 @広島グリーンアリーナ
14:05 佐賀 vs 大阪 @SAGAアリーナ
15:05 A千葉 vs 川崎 @千葉ポートアリーナ
15:05 三河 vs 仙台 @ウィングアリーナ刈谷
15:05 長崎 vs 名古屋D @ハピネスアリーナ
15:35 FE名古屋 vs 越谷 @名古屋市中村スポーツセンター
19:05 千葉J vs 島根 @LaLa arena TOKYO-BAY

■11月10日
19:05 三河 vs 仙台 @ウィングアリーナ刈谷