
FE名古屋は前半のビハインドを跳ね返し京都に勝利
11月5日に平日開催となるB1第8節が各地で行われた。東地区ではここまで7連敗を喫していたサンロッカーズ渋谷が、対照的に前節まで7連勝と勢いに乗っていた島根スサノオマジックをホームで撃破。西地区は上位チームが勝ち星を確実に積み重ねる中、ファイティングイーグルス名古屋が京都ハンナリーズに勝利して連敗脱出となった。
SR渋谷は平均13.0得点を記録していたスラッシャーのディディ・ロウザダがインジュアリーリスト入りし、戦力ダウンが予想されたが、前節に欠場したジャン・ローレンス・ハーパージュニアが戦線復帰。ディフェンス面での貢献が光るハーパージュニアに引っ張られるように、ドンテ・グランタムが5本、チーム合計で12本のスティールを奪い、ターンオーバーからの得点は18得点を記録した。試合終盤には岡田侑大、ニック・ケイを中心とした島根の猛チャージにあうが、それを振り切って接戦をモノにした。
西地区1位の長崎ヴェルカは大阪エヴェッサに100点ゲームで勝利。同2位の名古屋ダイヤモンドドルフィンズも88-58で秋田ノーザンハピネッツに完勝した。FE名古屋は京都との一戦を前半10点ビハインドで折り返すと、後半に入って徐々にペースをつかみ始める。第4クォーターは京都のターンオーバーを誘発してオフェンスのリズムを崩すことに成功し、オフィシャルタイムアウトをまたいで杉本天昇の3ポイントシュートからのバスケット・カウントプレーを含む連続得点で逆転に成功。そのリードを保って連敗を6で止めた。
東地区上位4チームには順位の変動はなく、群馬クレインサンダーズが前節の6位から5位に浮上した。西地区も1位の長崎と2位の名古屋Dは順位をキープし、滋賀レイクス、琉球ゴールデンキングス、広島ドラゴンフライズがそれぞれ順位を一つ上げた。
【B1第8節(11月5日)の試合結果】
秋田 58-88 名古屋D
茨城 78-84 北海道
宇都宮 86-76 横浜BC
越谷 76-65 川崎
A千葉 79-88 群馬
A東京 94-80 仙台
SR渋谷 77-74 島根
三河 79-83 千葉J
FE名古屋 81-77 京都
広島 84-72 三遠
佐賀 77-83 滋賀
長崎 100-96大阪
琉球 91-81 富山
【第8節終了時点での順位表】
◆東地区
1位:千葉J(12勝1敗)
2位:宇都宮(11勝2敗)
3位:北海道(9勝4敗)
4位:A東京(8勝5敗)
5位:群馬(7勝6敗)
6位:仙台(7勝6敗)
7位:越谷(5勝8敗)
8位:SR渋谷(5勝8敗)
9位:横浜BC(4勝9敗)
10位:A千葉(4勝9敗)
11位:茨城(2勝11敗)
12位:川崎(2勝11敗)
13位:秋田(2勝11敗)
◆西地区
1位:長崎(12勝1敗)
2位:名古屋D(12勝1敗)
3位:島根(9勝4敗)
4位:滋賀(8勝5敗)
5位:琉球(8勝5敗)
6位:広島(8勝5敗)
7位:三河(7勝6敗)
8位:三遠(6勝7敗)
9位:大阪(5勝8敗)
10位:佐賀(5勝8敗)
11位:FE名古屋(4勝9敗)
12位:富山(4勝9敗)
13位:京都(3勝10敗)