
トップ10が約4億円以上、中央値でも1億5000万円以上か
欧州最高峰の舞台であるユーロリーグの高額年俸選手について、『EUROHOOPS.NET』が報じている。
同メディアが報じている金額は、税金などを引いた手取り額となる。1位はバシリエ・ミチッチ(ハポエル・テル・アビブ)の560万ドル(約8億4000万円)、2位はケンドリック・ナン(パナシナイコス)の530万ドル(約7億9000万円)、3位はサシャ・ベゼンコフ(オリンピアコス)の410万ドル(約6億1000万円)。そして4位のシェイン・ラーキン(アナドル・エフェス)の375万ドル(約5億6000万円)から9位のマイク・ジェームズ(モナコ)の300万ドル(約4億5000万円)までが300万ドル以上となっている。10位のウォルター・タバレス(レアル・マドリード)、イライジャ・ブライアント(ハポエル・テル・アビブ)でも270万ドル(約4億円)と、年俸トップ10の選手は軒並み4億円以上の報酬を受け取っていると報じられた。。
クラブ別で見てみると、ギリシャのパナシナイコスが3人、同じギリシャのオリンピアコスとイスラエルのハポエル・テル・アビブが2人ベスト10入り。同メディアによる昨年のランキングで300万ドル以上の報酬を得ていたのはベゼンコフ、ラーキン、ジェームズのみで、10位の年俸は220万ドル(約3億3000万円)だったことからも明らかなように、ユーロリーグ全体を通して年俸が上昇傾向にある。
ここまで紹介したトップ10のような上位層だけでなく、リーグ全体として年俸は上昇中。正確な数値は公表されていないが、年俸の中央値が100万ドル(約1億5000万円)以上である可能性が高いと報じている。
日本のBリーグは、将来的にユーロリーグを抜いてNBAに次ぐ世界2位のビジネス規模を誇るリーグを目標としている。だが、少なくとも選手の給与面においては来シーズンから上限8億円のサラリーキャップを導入することで、年俸が上昇しているユーロリーグとの差がより開いていく可能性が高くなりそうだ。