「プロ選手になることは小さい頃からの夢」

広島ドラゴンフライズは9月17日、佐藤涼成と2025-26シーズンにおける選手新規契約に合意したことを発表した。佐藤は特別指定選手のプロ契約での加入となる。

岩手県出身、現在22歳の佐藤は175cm86kgのポイントカード。福岡第一を経て白鷗大へ進学し、2年時には『全日本大学バスケットボール選手権』で優勝に輝き、優秀選手賞に選出された。今年の『関東大学バスケットボール選手権大会』ではチームを準優勝に導き、自身は敢闘賞とMIP賞を受賞した。

佐藤は今年、白鷗大の4年生としてバスケットボール部の中心選手として活躍をしていたが、この契約を機に退部、そして大学も中途退学をしてプロとしての道を歩む決意をした。

広島ドラゴンフライズの岡崎修司ゼネラルマネージャーは、関係各所と十分な話し合いを重ねた上での契約合意だったことを説明し、佐藤獲得の喜びを以下の通り語った。「大学カテゴリーにおいて素晴らしい文化と魅力を持った白鷗大から佐藤選手を受け入れることができることは、クラブにとって非常に光栄なことだと感じています。結果的には関係者にとって難しいタイミングとなり、クラブとしても心苦しい部分もございますが、プロの世界に挑戦するという大きな決断をした佐藤選手の思いに応えられるよう、クラブ一丸となってサポートしてまいります」

佐藤はクラブを通じて以下の通りコメントしている。「この決断を前向きに受け入れてくれた白鷗大学と網野さん(網野友雄、白鷗大男子バスケットボールヘッドコーチ)に本当に感謝しています。Bリーグに早く挑戦したいという気持ちは強く、プロ選手になることは小さい頃からの夢でもありました。ここからが本当のスタートだと思いますし、Bリーグのトッププレーヤーの一人になるためにも、今まで以上に努力を積み重ね、できること以上の力を発揮させられるようにすべてを賭けます」