
バイウィーク明け最初の平日ゲームを制するのは?
12月10日にバイウィーク明け最初の平日ゲームとなるB1第13節が各地で開催される。今シーズン初の東地区首位に立った宇都宮ブレックス(16勝4敗)は西地区の大阪エヴェッサ(9勝11敗)と対戦。新戦力が加入した琉球ゴールデンキングス(14勝6敗)は同地区2位の名古屋ダイヤモンドドルフィンズ(17勝3敗)をホームに迎え撃つ。
宇都宮は前節の秋田ノーザンハピネッツ戦で8月に足首の手術を受けてリハビリを行なっていた小川敦也と、10月に右足関節距骨骨軟骨損傷、右脛骨内果骨挫傷の診断を受けて第1節以来の実践となったグラント・ジェレットの両名が復帰した。小川は今シーズン初の公式戦で早速10分前後のプレータイムを得て存在感をアピール。ジェレットはリバウンドで貢献と宇都宮に頼もしい2人が帰ってきた。
対する大阪は11月にアキレス腱炎でインジュアリーリスト入りしていたヴォーディミル・ゲルンがリストから抹消され、ロスター入りするもプレータイムは無し。対戦したアルティーリ千葉とは1勝1敗となったが、リバウンドの強いA千葉に対してゲーム1はオフェンスリバウンドをA千葉が9本に対して14本、ゲーム2では7本に対して19本とゲルン抜きで圧倒したのは好材料となった。宇都宮との試合では主力のレイ・パークスジュニアが代表活動で欠場となるため、前節から復帰した牧隼利ら同ポジションの日本人選手による活躍がカギとなる。

琉球の新戦力ドットソンが前節でデビュー
西地区の注目カードを戦う琉球は、新たな外国籍選手にデイミアン・ドットソンが加入した。これまでフォワードないしセンターポジションの外国籍を獲得してきた琉球にとって、久々のガードポジションのインポートプレーヤーだ。前節の広島ドラゴンフライズ戦ではジャック・クーリーとアレックス・カークの2ビッグを先発起用。ドットソンは途中から出場してゲーム1は10得点3アシスト、ゲーム2は9得点4リバウンド2アシストの活躍を見せた。ここから成熟度が上がれば西地区でさらなる順位アップが期待できそうだ。
名古屋Dは前節で開幕10連勝を飾り、多くのタレントを擁する千葉ジェッツと対戦。富樫勇樹と齋藤拓実による日本代表ポイントガード同士の対決が注目された試合は1勝1敗の痛み分けとなった。どちらの試合も1ポゼッションを争い、高いレベルのバスケットが展開されたが、ディフェンスレーティング(100ポゼッションでの平均失点)1位の名古屋Dはゲーム1でスティールを11本、ゲーム2では12本と堅守を見せた。オフェンス面では11月の平均得点が6.4得点と、鳴りをひそめていた今村佳太がゲーム1で12得点、ゲーム2で20得点と復調の兆しを見せており、古巣との対戦での活躍が楽しみとなりそうだ。
【B1第13節スケジュール】
■12月10日
19:05 秋田 vs 仙台 @CNAアリーナ☆あきた
19:05 群馬 vs SR渋谷 @オープンハウスアリーナ太田
19:05 越谷 vs 茨城 @越谷市立総合体育館
19:05 A千葉 vs 北海道 @千葉ポートアリーナ
19:05 千葉J vs 川崎 @LaLa arena TOKYO-BAY
19:05 A東京 vs 横浜BC @TOYOTA ARENA TOKYO
19:05 三遠 vs 滋賀 @豊橋市総合体育館
19:05 三河 vs 佐賀 @ウィングアリーナ刈谷
19:05 FE名古屋 vs 富山 @名古屋市枇杷島スポーツセンター
19:05 京都 vs 島根 @京都市体育館
19:05 大阪 vs 宇都宮 @おおきにアリーナ舞洲
19:05 広島 vs 長崎 @広島サンプラザホール
19:35 琉球 vs 名古屋D @沖縄サントリーアリーナ