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レブロン対策のためチームの練習施設で1000本を超えるシュート練習

5月23日に本拠地エアカナダ・センターで行なわれたキャバリアーズとの東カンファレンス決勝、第4戦で32得点を記録し、105-99での勝利に貢献したラプターズのデマー・デローザンは、試合当日の午前1時までシュート練習をしていた。

試合後、深夜までの練習について『Cleveland.com』に聞かれたデローザンは、「別に特別なことではないよ。チームの皆が知っていること」と、話している。

「夜に練習場に戻って、何かしらの練習をしない日はないくらい。もっと上手くなるためにね。特別なことではないよ」

今シリーズはキャブズのレブロン・ジェームズがマークに付くことも多いデローザンは、第1戦と第2戦ではフィールドゴール成功率が50%を下回ったが、2連勝をマークした第3戦は50%(24本中12本)、第4戦は60.9%(23本中14本)と、調子を取り戻しつつある。<\p>

同じくプレーオフを通じて絶不調を味わったカイル・ラウリーも、ヒートとのカンファレンス準決勝、第1戦でフィールドゴール13本中3本の7得点に終わった日は、日付が変わるまでコートに残り、ひたすらシュート練習を行なった。

一般人を遥かに凌駕する身体能力の持ち主であるNBA選手でさえ、持って生まれた才能に驕らず、日々レベルアップする努力を怠っていない。純粋にバスケットボールをプレーすることが大好きで、負けたくないからこそ、黙々と練習を続けている。選手にしてみれば、こうした『当たり前』の努力を美化されるのを好まないだろう。だが見ている側からすれば、トップ選手が心身を練磨する姿勢に脱帽してしまう。