リーグ追放という重い処分が科されることに
5月17日、NBAはペイサーズのタイリーク・エバンスに対し、リーグが定める薬物規定違反が発覚したとして、追放ならびに出場資格を剥奪する処分を科した。エバンスは、2年後にNBA復帰が可能となる。
2009年のドラフト全体4位でキングスから指名されたエバンスは、2009-10シーズンの新人王を受賞。その後ペリカンズ、キングス、グリズリーズ、ペイサーズでプレーした。
今回の処分を受け、ペイサーズは次の声明を発表。
「インディアナ・ペイサーズは、タイリーク・エバンスがリーグが定める薬物規定に違反し、追放処分を科されたという報告を受けました。今回の処分を重く受け止め、タイリークをサポートしてまいります」
近年では、2016年にOJ・メイヨも同じ処分を受けた。2008年のドラフト全体3位でティンバーウルブズから指名されたメイヨは、2018年にNBA復帰が可能になったが、今シーズン中の復帰は叶わなかった。メイヨのケースを見ても、2年という月日が選手の肉体、技術に与える影響は大きい。
グリズリーズ時代に再び評価を上げ、今シーズンはペイサーズでの活躍が期待されたエバンスだったが、インパクトを残せないままシーズンを終えた。とはいえ、万能性に優れる選手だけに、昨年に続いてフリーエージェントになる今年のオフも、獲得に関心を示すチームが現れると見られていた。それだけに、今回の処分は残念でならない。
"I feel like my time here for this one year was a really good experience for me."
More from @TyrekeEvans on his 2018-19 season in Indiana: pic.twitter.com/A1VdOCIT1q
— Indiana Pacers (@Pacers) 2019年5月10日