CJ・マッカラム

写真=Getty Images

「敵地で勝たないとシリーズが始まったとは言えない」

トレイルブレイザーズは、ホームでのファーストラウンド第2戦に114-94で勝利し、シリーズを2勝0敗とリードした。だが、デイミアン・リラードに気の緩みは一切見られない。それどころか彼は、「敵地で勝たないとシリーズが始まったとは言えない」と語るなど、すでにロードでの第3戦に向け、臨戦態勢を整えている。

リラードは、第2戦で8本中4本の3ポイントシュートを含む29得点4リバウンド6アシスト3スティールを記録し、相棒のCJ・マッカラムも33得点8リバウンド5アシストの活躍を見せて勝利に貢献した。

以前からサンダーのラッセル・ウェストブルックと激しくやり合っているリラードは、「ラッセル・ウェストブルックと対戦するなら、気持ちの準備が必要になる。そうでなければ上手くはいかないんだ。彼とプレーオフで対戦するのが分かってから、集中している」とコメント。その言葉どおり、リラードは第1戦からチームを引っ張っている。

レギュラーシーズン終盤にケガから復帰したマッカラムも、ここまで順調そのもの。試合後のインタビューでも「コーチが機能するポジションに自分を置いてくれているし、チームメートも素晴らしいスクリーンを張ってくれている。デイム(リラード)も自分を探してパスを出してくれる。あとは自分がキラーになればいいだけの話」と、頼もしい。

ここ2年続けてファーストラウンドでスウィープ負けを喫したブレイザーズだが、理想的な形でシリーズをスタートさせた。ただ、オクラホマシティに場所を移して行われる第3戦からは、その様相はガラリと変わることが予想される。

リラードが言うように、この連勝に浮かれてしまえば、すぐにシリーズの流れは変わってしまうだろう。フィールドゴール20本中5本の成功に終わったウェストブルックは「今日の負けの責任は全て自分にある。今日のようなプレーは、受け入れられない。もっと良いプレーをしないといけない」と、ホームに戻ってからの挽回を誓う。