「僕にとって先発に戻ってプレーするのは、とても自然なことだった」
現地25日、セルティックスはホームでクリッパーズと対戦。序盤からリードを奪う余裕の試合運びで126-94と圧勝した。これでセルティックスは今シーズン15勝目を挙げた。
第1クォーターで先行したセルティックスは、第2クォーターに長距離砲が爆発する。ジェイレン・ブラウン、デリック・ホワイト、ペイトン・プリチャードが、3ポイントシュートをそれぞれ3本沈め、チーム全体では17本中12本という驚異的な確率で成功。そして51-29のビッグクォーターを作り出し、前半で29点の大量リードを奪うとそのまま楽々と逃げ切った。
セルティックスはこの試合でクリスタプス・ポルジンギスが今シーズン初出場を果たした。22分37秒のプレータイムで16得点6リバウンドを記録したポルジンギスは、「とても気分は良いね。すごく長いって訳ではなかったけど、長いリハビリを経ての復帰初戦としては良かった」と振り返る。
ポルジンギスはNBAファイナル終了後に痛めていた足首の手術を実施。これまでも故障により何度か長期離脱を経験しているが、その中でも今回は楽だったと語る。
「僕にとって、これまでで最も簡単なリハビリだった。4週間から6週間にかけて、ずっと片足で移動しないといけなかったのは難しかったけど、それ以外は順調だった。1カ月くらい前から感触は良かった。リハビリ中、スタッフにもっと練習をこなせると言っていたよ」
昨年のNBAファイナル第5戦以来の実戦となったポルジンギスだが、他のメンバーとの連携などアジャストへの苦労について「全くなかった」と語った。「ただラインナップに戻ってプレーしただけ。僕にとって先発に戻ってプレーするのは、とても自然なことだった。このチームには最高のコーチングスタッフがいて、選手それぞれの強みを生かすための戦い方を知っている。勝利の為に自分のプレーをするだけだよ」
開幕から安定した戦いぶりを見せているセルティックスにとって「僕のシュート力は、他の選手のためのスペースを作り出すことができる。リムプロテクションでも貢献することができる」と言うポルジンギスの復帰はまさに鬼に金棒だ。