グループCのオーストラリアがフランスに大差で敗れれば可能性アリ
バスケットボール女子日本代表は本日18時にパリオリンピックの予選グループ最終戦でベルギー代表と対戦する。
日本はここまでアメリカに76-102、ドイツに64-75でそれぞれ敗れ、得失点差でも-37と決勝トーナメント進出に黄色信号が灯っている。ただ、本日対戦するベルギーもここまで2連敗のため、勝利すればグループ3位を確保できる。そして、決勝トーナメントには各グループの上位2チームに加え、各グループ3位チームの中から成績上位2チームの合計8チームが進出できるため、グループAとBの3位チームに得失点差で上回ることができれば、逆転での決勝トーナメント進出も可能だ。
実際、男子では第3戦を迎えた時点で最下位だったブラジルが日本に18点差で勝利したことによって、他グループ3位の南スーダンとギリシャを上回り、決勝トーナメントに進出している。
すでに3試合すべてが終了したグループAは、中国が1勝2敗(得失点差-1)で3位となった。そのため、日本がベルギーに37点差以上で勝利することができれば、決勝トーナメントに進出できる。ただ、ヨーロッパ王者であり、直近の強化試合でも10点差で敗れたベルギーにここまでの大差をつけることは至難の業と言える。
それでも、ベルギーからの勝利は絶対条件だが、日本よりも後に行われるグループBの結果次第でこの条件は緩和される。現在グループBはフランスが首位(2勝0敗+42)でナイジェリア(1勝1敗-8)、オーストラリア(1勝1敗-8)、カナダ(0勝2敗-26)と続いている。現在の順位通りに行き、フランスがオーストラリアに勝利してナイジェリアがカナダに勝利した場合、オーストラリアが3位となる。そのため、オーストラリアがフランスに大敗すればするほど、日本との得失点差は縮まる。
(例 日本がベルギーに10点差勝利『-27』 オーストラリアがフランスに20点差で敗北『-28』)
格上のベルギーに勝つこと自体が難しいチャンレンジとなるが、なるべく点差をつけて勝利し、逆転での決勝トーナメント進出の可能性を残してほしい。
現在の順位
グループA(確定)
1 スペイン 3勝0敗(+10)
2 セルビア 2勝1敗(+17)
3 中国 1勝2敗(-1)
4 プエルトリコ 0勝3敗(-26)
グループB
1 フランス 2勝0敗(+42)
2 ナイジェリア 1勝1敗(-8)
3 オーストラリア 1勝1敗(-8)
4 カナダ 0勝2敗(-26)
グループC
1 アメリカ 2勝0敗(+39)
2 ドイツ 2勝0敗(+25)
3 ベルギー 0勝2敗(-27)
4 日本 0勝2敗(-37)