今シーズンは平均13.4得点、3.5リバウンド、3.1アシストを記録

琉球ゴールデンキングスは6月14日、今村佳太との選手契約を双方合意の上で解除することを発表した。

新潟県出身、現在28歳の今村は191cm、92kgのシューティングガード兼スモールフォワード。2017年に新潟アルビレックスBBに加入し、2020年に琉球に移籍した。4年目となった今シーズンは58試合中50試合で先発を務め、平均28.1分のプレータイムで13.4得点、3.5リバウンド、3.1アシストを記録した。

クラブによると、今村とは2023-24シーズンから2025-26シーズンまでの3年間の複数年契約を結んでいたが、今村本人から「海外挑戦を含めた新たなチャレンジをしたい」という意向を伺うなど今後について会話を重ね、本人のチャレンジへの強い意向を尊重し、またキングスから世界に通ずる選手を輩出していきたいという想いもあり、双方合意の上、契約を解除し退団する運びとなったという。

今村はクラブを通して以下のようにコメントしている。「この素晴らしいクラブの一員として戦えた4年間は僕にとって最高の財産であり、本当に幸せな日々でした。キングスが築き上げてきた素晴らしいカルチャーと、熱いファンの方々に、沖縄アリーナという最高の環境が揃い、Bリーグ優勝という素晴らしい経験をさせてもらいました。「琉球ゴールデンキングスともっと一緒にいろんな景色を見たい」と思うと同時に、「このチームを倒してみたい」と思うようになり、その葛藤の中でもがきました。自分自身がさらに成長し壁を越えるにはこの決断しかないと思い今回の経緯となりました。これでお別れとは思っていません。これからの人生において、沖縄は僕にとっても家族にとっても大切な場所であり、大好きな場所です。今度は目をギラつかせながら皆さんと会える日を楽しみにしています。かなさんどー!!」

また、クラブは今村について以下のようにコメントしている。「持ち味である多彩な攻撃力を駆使し、3ポイントシュートやゴールへ果敢にアタックしてシュートを決め切る力に加えて、身体を張った泥臭いディフェンスや、ルーズボールへの飛び込みなど、勝利への執念をコートで表現。年々コート内外でのリーダーシップも増し、今村選手が責任感を持って、成長し続けてくれたからこそ2022-23シーズンのリーグ優勝を掴み取ることができました。今後、必ず日本代表でも必要不可欠な選手になれると確信しています。今村選手のこれまでの貢献に感謝すると共に、新天地での活躍を心から祈念しております」

■琉球2023-24シーズンロスターの契約状況(6月14日12時時点)
【継続】岸本隆一、ジャック・クーリー、脇真大、ヴィック・ロー、松脇圭志、小野寺祥太、アレックス・カーク、植松義也、荒川颯
【退団】牧隼利、アレン・ダーラム、渡邉飛勇、田代直希、今村佳太