広島ドラゴンフライズ

山崎が9本中5本の3ポイントシュートを成功

Bリーグチャンピオンシップ、三遠ネオフェニックスvs広島ドラゴンフライズの第1戦。

広島は第1クォーターだけで8得点を挙げたドウェイン・エバンスの活躍により、開始約5分で13-6とリードしたが、その後は攻守が噛み合った三遠のペースで試合が進む。細川一輝の3ポイントシュート、佐々木隆成の3点プレーですぐさま悪い流れを断ち切ると、金丸晃輔の長距離砲も飛び出し23-21と逆転した。その後、リードチェンジを繰り返し、最大でも2ポゼッション差しか離れない一進一退の攻防が長い時間続き、コティ・クラークの5連続得点で締めた三遠が59-54と上回り最終クォーターを迎えた。

その後も広島が追いかける展開が続いたが、残り6分に山崎稜が3ポイントシュートを沈めて65-65と追いつき、そのままオフィシャルタイムアウトに突入。残り3分17秒に金丸の3ポイントシュートを浴びてビハインドを背負ったが、残り1分27秒にメイヨのフリースローで勝ち越すと、残り1分には山崎稜がこの日5本目の長距離砲を射抜き、74-70と2ポゼッションのリードを得た。そして、タイムアウト明けの直後のディフェンスで三遠のパスミスを誘発するなど、約3分間で4本のターンオーバーを誘った強度の高いディフェンスを見せた広島が約3分間を無失点に抑え、77-70で勝利した。

広島はエバンスがゲームハイの22得点を記録。また、チームの3ポイントシュート成功率は25.0%(6/24)と低調だったが、要所で長距離砲を決め続けた山崎が9本中5本を決めて勝利に大きく貢献した。また、河田チリジの4本を筆頭に、オフェンスリバウンドで20-10と大きく上回ったことも逆転勝利の要因の一つとなった。

一方、敗れた三遠はヤンテ・メイテンがチームハイの17得点を記録し、クラークが15得点で続き、佐々木隆成が日本人トップの11得点を挙げた。接戦ながら、終始試合を優位に進めていたが、終盤のミスが響き、ラストに11-23のビッグクォーターを作られて大事な初戦を落とした。

明日の第2戦は豊橋市総合体育館で13時5分ティップオフとなる。