男子日本代表

写真=FIBA.com

個人評価は試合に出場した選手のみを対象として、S、A、B、C、Dの5段階評価。バスケ専門メディア各社のコメントを交えてお届けします。

富樫勇樹 2

評価:B @Masataka_Taira from NATIONS
第2Qの3連続3Pは序盤に相手を引き離す上で素晴らしい活躍だった。PTは16分といつもよりも少なく、スタッツ的にはこれ以上は伸びなかったがスタートPGとしてチームに勢いをもたらす役割は、もはや日本代表にとっては欠かせない存在。一方で、今日の試合でも見られたがポストアップされた際のディフェンス面の課題は本大会ではこれまで以上にチームで対策せざるを得ないだろう。

評価:B @marknbafan from NATIONS
3P3本で9点。3の倍数+FTが彼に求められる得点の貢献なので、この数字は良かったと感じる。ペリメーターのスウィングパスからキャッチ&シュートのシーンも多く、w杯でもしこれが増えれば得点の量産の予感あり!

評価:A @flymagazine
6本の3Pを放ち50%の9P、積極的がオフェンスがいいリズムを生んだ。アジアでも屈指のハンドルとスピードを持つPGであることは証明された。

評価:A @basket_count
第2クォーターにリードを拡大する連続3ポイントシュートでチームに勢いを与えた。コントロールしながらも『隙あらば打つ』の姿勢。、16分の出場で9得点2アシストは安定感があった。

辻直人 3

評価:A @Masataka_Taira from NATIONS
Window 6に合わせてシッカリと復帰してくれた。3P4本12得点に加えて4アシストは素晴らしいの一言。3本目の3Pを決めたシーン、コートを横断してパス&ランでフリースペースを作って打った動きなどは震えた。辻選手は、ただシューターではなくハンドラーとしての役割もあわせ持つとより相手にとっては脅威となって良いのではないかというのが持論。フィジカル面で難易度が上がる本大会に向けてメンバー入りを確定させるには選手自身のさらなる飛躍が鍵になる。

評価:S @marknbafan from NATIONS
3P4本で12点。ピュアシューターとして理想の数字である。シュートを打ち、決めるというシンプルでかつ難しいタスクをここまで効率よくこなしたことを評価したい。怪我から復帰し、去年の台湾戦のような大爆発をW杯で見たいものだ。

評価:S @flymagazine
カタールを突き放すきっかけは辻の3Pだった。4本の3Pに加えて4アシストで味方の好機も演出して存在感を大アピール。

評価:S @basket_count
イラン戦に続いてだが、交代してすぐに3ポイントシュートを沈める強心臓ぶりには脱帽。課題のディフェンスでもカタール相手には十分脅威になっていた。最終的に6本中4本の3ポイントシュートを沈め12得点4アシストというスタッツは、ラマスヘッドコーチのシューター不要論を覆せる可能性あり。

比江島慎 6

評価:A @marknbafan from NATIONS
ブローアウトのためプレイタイムが少なかったが、しっかりとオフェンスのイニシエーターとしての仕事をこなした。FG 5/6と効率もとても良い!無理がなく、理想の試合運びだった。

評価:B @Masataka_Taira from NATIONS
安定の、というか脅威のFG成功率を誇る比江島選手。今日も12得点をさらりと獲得。前半で試合が決まってしまったような点差だったため、今日のところは勘弁しておいてやるかというような存在になってきていると感じる。本大会においては、よりフィジカルが勝る相手に対してどこまでリミッターを解除してオールラウンドなスタッツが残せるのか期待したい。

評価:A @flymagazine
驚異的なFG %8割超えで12P、優れたコートビジョンから4アシストも記録。まだまだ底知れない実力がW杯でさらに開花されるか? 楽しみだ。

評価:S @basket_count
6本中5本と高いフィールドゴール成功率での12得点はさすがの一言。2ブロックとディフェンス面でもその存在感を表し、エースとしての雰囲気を発し続けている。

篠山竜青 7

評価:A @marknbafan from NATIONS
ありえないブザービーターを決め会場を湧かせ、現地の実況もかなり興奮していた!彼も点を取るタイプのプレイヤーじゃないのでディフェンスとボールを散らすことに集中していた。

評価:B @Masataka_Taira from NATIONS
なんといっても『アリガトウゴザイマス』シュート(笑)これは今年のFIBAハイライトになるのではないかという3Pシュートは地上波で見ているお茶の間の皆さんも思わず叫んでしまったのではないだろうか。キャプテンとしてしっかりと本大会への切符を手に入れた。素晴らしいインパクト。

評価:S @flymagazine
最後まで集中力を切らさない相手PGに常にプレッシャー与え、ルーズボールにも迷うことなく飛び込む。左手だけで放ったブザービターショットも常に狙い続ける姿勢から生まれた。

評価:A @basket_count
出てすぐにファウルをコールされ、またしてもファウルトラブルになった点は無視できないが、その分マークマンへのプレッシャーは誰よりも与えていた。また、コートにダイブしてポゼッションを守る泥臭いプレーや、ショットクロックわずかなところで、片手で放ったロング3をポイントシュートを決めるなど、特にライト層にはインパクト大の仕事をした。

太田敦也 8

評価:B @flymagazine
彼のような大事なリザーバーの存在がチームに与える力は数字以上に大きい。この精神は次世代にもしっかりと引き継いで欲しい。

評価:B @basket_count
身体を張ってゴール下を守ったが、相手の肘が入り負傷。2分に満たないプレータイムとなり、イラン戦の好調を受けもう少し見ていたかった選手。

ベンドラメ礼生 9

評価:C @Masataka_Taira from NATIONS
初のフル代表出場。評価自体はほぼ無しに等しい出場時間だったため、特に意味のあるものではない。Bリーグでも上位にランキングされる3Pシュートを少ない出場時間の中でもしっかりと決めてきた点はさすが。本大会に向けてどこまでローテーション入できるようになるか?ここからのアピールに大いに期待したい選手。

評価:B @flymagazine
A代表デビューで3Pシュートを決めるあたりは大器の証か。富樫、篠山の座を脅かすくらいの存在になれば日本代表はもっと強くなるだろう。

評価:B @basket_count
ようやく12人目の椅子をつかみ取り、物怖じせずに積極性を失わなかった点が高評価。相手がアンダーした隙を逃さず3ポイントシュートを沈め、足跡を残した。

竹内公輔 10

評価:A @marknbafan from NATIONS
11分のプレイタイムと少なかったが、しっかり仕事をこなした印象。ファジーカス、太田、竹内とビッグマンが揃って調子がいい今、今後どうこの代表チームにフィットし絡んで行くのか?ここから勝負だと思う。

評価:C @Masataka_Taira from NATIONS
アクシデントがあった控えセンター太田選手の代わりをしっかりとカバーした。ベテランとして2006年大会を知る数少ない存在。本大会に向けて何が必要なのかをしっかりと若手インサイド陣に落としていってほしい。個人的には竹内兄弟揃い踏みの時間帯をもう一度見てみたい。

評価:A @flymagazine
ラマスジャパンで得たもっとも長い12分のプレータイムで6P2Bとチャンスを生かした。

評価:A @basket_count
太田の負傷を受けて出場。急に訪れた出番だったが、味方からの合わせをしっかりフィニッシュして6得点。また2ブロックショットと持ち味を出し、太田の穴を完全に埋めた。

竹内譲次 15

評価:A @marknbafan from NATIONS
3Pを決めたし、ディフェンスもいい、そして何よりもボールがないところでの合わせの質が高い。W杯予選中に一番成長したのは彼ではないか。ベテランとして代表を背負う覚悟、耐えなく成長する意欲。彼のプレイヤーとしての意地をこの1年間で見ることができ、嬉しい。

評価:A @Masataka_Taira from NATIONS
スタッツとしては前試合と比較すると劣るが、何と言っても速攻からのスラムダンクは竹内譲次史上最高のワンハンドダンクだったのでは?と思うほど力強かった。本大会では八村選手などの出場によっては控えになるだろうが、ベテランなだけにパフォーマンスは落とさないだろう。不動のスタートPFとして今予選を戦いきったことで、劇的に進化を見せた選手だと思う。

評価:S @flymagazine
Bリーグが誕生してこの2年にわたる予選で一番成長したのは竹内だったかもしれない。オフェンスではリングアタックから3Pまで。ディフェンスでも6R/4S/2Bと縦横無尽の活躍をみせてくれた。

評価:S @basket_count
攻守ともに一番目立っていた。2ブロックショット4スティールという数字も立派だが、身体をぶつけてしっかりシュートチェックし、ゴール下の要と化していた。田中のスティールから走り、速攻から叩き込んだダンクは日本に勇気を与えた。強い気持ちが感じ取れるプレーを連発し、頼もしい存在へと昇華した。

馬場雄大 18

評価:A @marknbafan from NATIONS
FG 4/6と効率がいい。ドライブからヘルプがきてもしっかり決めれたし、試合ごとに成長しコート感が良くなってるのがとても頼もしい。あとは周りをどう活かし、コートの中のチームメイトにパス供給できるか。彼のポテンシャルからして、そういう部分をもっともっと求めていってもいいと思う。

評価:B @Masataka_Taira from NATIONS
3Pこそ打つ機会がなかったが、11得点4リバウンド3アシストと変わらずコートを縦横無尽に走り回り活躍した。フリースローが非常に上手な点は彼のようなスタイルの選手にとっては地味に武器だと感じる。シグネーチャームーブでもある『BABABOOM』ダンクは試合終盤だったこともありあっさりめで。本大会でどこまで暴れられるか??世界に名前を売る最大のチャンスでもあるワールドカップでどこまで結果を残せるのかに期待したい希望ある選手。

評価:A @flymagazine
相手の戦意を喪失させるくらいの切れのあるドライブで11得点は落第点。ランニングプレーはアジアでも一級品。プルアップやフェイダウェイ3Pを身につければ手がつけられなくなりそう。

評価:B @basket_count
6本中4本のフィールドゴール成功で11得点3アシスト3スティールとスタッツは申し分ないが、どこかチームとして乗れていなかった印象が否めない。スティールからダンクに持ち込み持ち味は見せたが、そのダンクを決めきれないなど、世界へのアピールという観点からすると、物足りないよう。期待値が高いがゆえのB評価。

ニック・ファジーカス 22

評価:S @marknbafan from NATIONS
ペイント付近での「自動得点機」は相変わらずで、Bでのチームメイトの篠山との合わせの相性も抜群。コート上のギャップにうまく現れ少ないタッチで決める技術は名人の域に達してる。19リバウンドも文句なし。

評価:A @Masataka_Taira from NATIONS
本日もまたまた安定すぎる20得点19リバウンド。ファジーカスが帰化したからこそこの連勝があるのは間違いない所だと思う。八村選手や渡邊選手らの出場が期待される本大会ではピック&ポップからの3Pを高確率で決めるようなプレイが多く見られるのではないかと予想。センターではなくストレッチ4ポジションで動き回るファジーカスは非常に脅威的だと思う。

評価:S @flymagazine
20P/19Rはともにチームハイ。機動力のなさを補って余るほど彼の持つ高いバスケIQとシュートテクニックは類まれな才能だ。

評価:S @basket_count
いつも通りクレバーなプレーで日本に安心を与え、20得点19リバウンドの数字も大黒柱として申し分ない活躍。特に序盤のオフェンスリバウンドはセカンドチャンスポイントにつながり、試合を優位に進める上で大きなリバウンドだった。身体能力に頼るのではなく、抜群のポジショニングと身体をうまく使ったディフェンスリバウンドは、今後も期待したい。またファジーカスにディフェンスが寄ることでズレが生まれ、周りの選手の得点が伸びた。

田中大貴 24

評価:A @marknbafan from NATIONS
オフェンスの貢献後は少なかったが、無理しないのが彼のいい部分でもあると思う。チームのバランスを最優先に考え、周りのオフェンスが調子良ければ無理して狙いにいかない。ブローアウトでプレイタイムも少なかったが、マイナスの評価とは考えなかった。

評価:B @Masataka_Taira from NATIONS
第1Qの攻撃の口火を切ったのは田中選手の活躍が大きいと思う。何よりもアルバルク東京コンビである竹内選手との速攻ツーメンからのダンクへのアシストは素晴らしかった。究極のユーティリティプレイヤーとして、本大会でもX-Factorになるのではないかと予想。フィジカル面で勝る世界の強豪に対してどこまでディフェンス面で通用するのかも見てみたい。

評価:S @flymagazine
5P/3R/3Aは決して高いスタッツではないのでB評価。しかし、この予選において攻守ともに安定した高いレベルの役割を毎試合果たしていた彼の貢献度はS評価に値する。

評価:S @basket_count
スタッツは5得点3アシストと突出したものではないが、数字に表れない部分で高い貢献を誇る。特にディフェンス面ではマークマンへのディナイや、守備範囲の広さを生かしゾーンディフェンスで躍動した。オフェンスでは常に余裕を持ってプレーし、ズレを維持しながらコントロールしつつ、自らいける時はいく状況判断が素晴らしかった(余裕を持ちすぎた感も)。この世界の舞台で、自らが優れた2ウェイプレーヤーであることを証明するプレーを見せつけた。

張本天傑 88

評価:A @marknbafan from NATIONS
久しぶりにプレイタイムをもらい、しっかり+のプレーができたことはかなり評価したい。W杯本戦に向けてのメンバー、出場争いはもう始まっている中で貢献できるイメージはある。

評価:B @Masataka_Taira from NATIONS
カタールの選手に対して素晴らしいディフェンスを見せた。デスラインナップでのセンターもこなせるし、ストレッチ4としてコートを広げるプレイもできる。攻守に渡って活躍できる張本選手のようなプレイヤーはチームに必要。3Pが打てるシチュエーションでもっと迷いなく打ち切るようになればスタッツ的にもさらなる飛躍が期待できるだろう。

評価:A @flymagazine
アグレッシブなシュートアテンプトがいい結果につながった。3Pを印象づけてさらにリングアタックする姿をみたい。

評価:A @basket_count
相手に高さで劣っても、フィジカル負けせず、ストレッチ4として確固たる地位を築いた。インサイド陣のつなぎという意味でも貴重だが、日本のオプションの一つとして計算できる点でも、欠かせない存在に。