ヒートやバックスの動きについて「彼らは、私たちに対抗しているわけでないと思う」

現地2月8日のトレード期限を前に、各チームの動きが活発化している。イースタンカンファレンスを見ると、ヒートがトレードでテリー・ロジアーを獲得。バックスは就任1年目の指揮官エイドリアン・グリフィンを解雇し、ドック・リバースを招聘するなど、ファイナル進出候補のチームがテコ入れを行っている。

ヒートやバックスの積極的な動きは、現在イースタンで首位に立つセルティックスの打倒を見据えてのものだろう。今シーズンのセルティックスは、ジェイソン・テイタム、ジェイレン・ブラウンの2枚看板に加え、ドリュー・ホリデーとクリスタプス・ポルジンギスという新戦力がしっかりとフィット。現地23日終了時点でリーグ3位のオフェンスレーティング、2位のディフェンスレーティングと攻守に隙がない。

だが、セルティックスのジョー・マズーラヘッドコーチには、自分たちが優勝争いの先頭に立っているという意識はない。地元紙『Boston Globe』のゲイリー・ウォッシュバーン記者が「ヒートとバックスの動きは、セルティックスに対抗するためか」と質問すると次のように答えている。

「彼らは、私たちに対抗しているわけでないと思う。まず、私たちは2008年を最後に優勝していない。私たちは間違いなくスタンダードではないんだ。みんな他のチームが私たちを追いかけていると言うけど、私たちが追いかけている」

そして、次のように気を引き締めている。「自分たちが良いチームであることは分かっているが、他にも本当に良いチームがいる。彼らとどうマッチアップし、どのように向上していくのか、そのための健全なバランスを保たないといけない」

現地27日、セルティックスは早速ヒートと対戦する。ここで相手をしっかり叩くことで、イースタン首位の座を盤石のものとしていきたい。