ダーク・ノビツキー

写真=Getty Images

「少し休むかどうかを決めようとしているようだ」

NBA21年目の大ベテラン、マーベリックスのダーク・ノビツキーが、2018-19シーズン終了後に現役を引退する可能性が高まった。

マブスオーナーのマーク・キューバンは、ラジオ局『105.3 The Fan』の番組に出演した際、今シーズンがノビツキーにとって最後のシーズンになるかどうかを聞かれ、「そうなると思う」と答えた。

引退後についてはまだノビツキーと話し合っていないようだが、キューバンはノビツキーが望むポジションを用意し、レジェンドが球団に残ることを希望している。

「まだ何も話し合っていない。彼は今、少し休むかどうかを決めようとしているようだ。ただ、彼が望むことならなんでも叶える。その資格はある。なんだって構わない。ダークがやりたいことなら、なんでも良いんだ」

まだノビツキー本人から引退の二文字は出ていないが、今シーズンは敵地の会場でも大歓声で歓迎され続けるなど、NBAファンも別れの時が近いことを感じ取っている。

今シーズンが最後になる可能性を考慮したNBAコミッショナーのアダム・シルバーの粋な計らいにより、ノビツキー、そして今シーズンで現役を終えるドウェイン・ウェイドが特別枠でオールスターゲームに出場することも決まった。

先日マブスは、ニックスとの大型トレードを成立させ、クリスタプス・ポルジンギスを獲得したばかり。ノビツキーの後継者とも呼ばれるルカ・ドンチッチが、NBA1年目から周囲を驚かせるパフォーマンスを続け、今後のチームを背負って立つ強力なデュオも結成されたことで、ノビツキーもバトンを渡す時期が来たと感じているのかもしれない。