よりアグレッシブなロスターでB1に殴り込み

昨シーズンは43勝17敗でレギュラーシーズンを終え、プレーオフでは創設同期のアルティーリ千葉を退けて最短B1昇格を果たした。今シーズンはいよいよB1での戦いとなり、屋台骨は残しつつもアップデートを重ねたロスターを形成。中心を担っていたパブロ・アギラールの退団とジェフ・ギブスのコーチ転身は意外な印象を受けたものの、2019-20シーズンに新潟アルビレックスBBで平均20.4得点、10.0リバウンドを挙げたニック・パーキングと、NBAで3シーズンプレーしたジャレル・ブラントリーを獲得。インサイドはよりオフェンシブなラインナップとなった。また、横浜ビー・コルセアーズから移籍した、得点能力が高いシューターの森川正明と、宇都宮ブレックスから移籍したプレーメーカーとして起点になれる荒谷裕秀といった特徴の異なるウイング選手を獲得してB1での経験値をプラスした。そしてリーグを震撼させたのが、海外挑戦を続けていた日本代表の馬場雄大を獲得したこと。2018-19シーズン以来のBリーグ復帰となるが、チームを上位に押し上げるインパクトかを与えてくれるだろう。前田健滋朗ヘッドコーチが続投となり、チームスタイルを継続させながらも、B1でも十分に勝てるロスターが揃った。クラブ創設時からリーグを賑わせ続けている長崎のB1での挑戦がいよいよ始まる。

長崎ヴェルカ

昨シーズンは3ポイントシュートの試投割合がリーグ1位で、2ポイントシュートの試投割合がリーグ最下位と、完全な3ポイントチームであった。ペース(攻撃回数)もリーグでダントツであったが、このスタイルをB1でどれだけ継続できるかが鍵となるだろう。しかし、ディフェンスがベースのチームであるため、しっかり守ったところから速い展開に持ち込むことが理想と言える。

所属選手一覧

『FP(ファンタジーポイント)最多日本人選手』

※FP(ファンタジーポイント)は、選手の活躍度合を計る指標となるポイント。各選手が実際の試合で記録した成績に応じて算出される。

狩俣昌也
クラブ創設時に、そのキャプテンシーを買われて中心選手として招集された狩俣がチームを率いてB1の舞台に戻ってきた。昨シーズンも60試合中57試合で先発出場し、平均8.6得点、4.2アシストと活躍。3ポイントシュート成功率は40.8%でベスト3P成功率賞を獲得。3シーズンぶりとなるB1でも、変わらずに熱いプレーでチームを牽引するだろう。

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【注目選手】

荒谷裕秀
プロ2年目となった昨シーズンは、シーズン中盤以降に出場機会を失い悔しい思いをした。しかし、宇都宮での優勝経験や勝者のメンタリティは初のB1での戦いを迎える長崎にはポジティブな影響を与えるはず。心機一転、プレースタイルがより生きると予想される新天地での活躍に期待だ。

マット・ボンズ
2020-21シーズンに緊急補強として川崎ブレイブサンダースで14試合に出場したが、シーズンを通しては初のB1での開幕を迎える絶対的エース。昨シーズンは平均22.5得点、10.9リバウンド、4.4アシスト、1.6スティールを記録。得点王とスティール王を同時に受賞した。攻守の中心を担うボンズの活躍がチームの命運を分けると言っても過言ではない。