マックス・クリスティー

オフに大きなレベルアップを果たし、サマーリーグで平均19.8得点の大活躍

マックス・クリスティーは昨年のNBAドラフト35位でレイカーズに指名され、昨シーズンは41試合に出場している。レイカーズは勝利を義務付けられながら前半戦と後半戦で選手を大幅に入れ替える状況で、ルーキーを育てる余裕はなかった。クリスティーはそれなりに出場機会を得たものの、シーズンの大事な局面になるとプレータイムは減り、3.1得点、1.8リバウンド、0.5アシストという結果は残したものの、それほど大きなインパクトは残せていない。

それでも、目に見えた結果は残せなくてもNBAでの1年目で彼が得たものは大きかった。2003年2月10日に彼が生まれてから数カ月後にNBAでデビューして20年のキャリアを誇るレブロン・ジェームズの一挙手一投足が、自分の指針となると彼は言う。

昨シーズン終了時の会見で「レブロンを近くで見て学べるのは素晴らしい経験だ」とクリスティーは語っている。「最大の収穫はコート外の準備、身体のケアやマインドセットの方法を見たこと。20年もこのリーグで活躍し続けるために何が必要かを見た今、それを自分にどう生かすかが大事だ。僕の目標はこのリーグで長くプレーすることなんだ」

「だから、この夏にどれだけハードに練習して、レベルアップして戻ってくるか。すべては自分次第だけど、良いチャンスがあると思う。この1年で身体を鍛えて体重を増やした。それは僕の努力の証だけど、オフにはもっと鍛えてサマーリーグに参加するつもりだ」

その言葉は本当だった。彼の筋量はまた増え、昨年夏から7kgも体重が増えた。「体重が増えても動きのキレは変わらない。コンタクトに負けず高いレベルでディフェンスをするための筋力強化なんだ。今のところ感覚は良いし、もう少し体重を増やせると思う」と彼は言う。

その効果はサマーリーグで大いに表れた。昨シーズンにトップレベルの選手と渡り合ったクリスティーからすれば、どの選手が相手でも自信満々でプレーできる。サクラメントでの2試合とラスベガスの3試合、サマーリーグの計5試合に出場して平均19.8得点、5.8リバウンド、3.8アシスト、1.6ブロック、3ポイントシュート成功率は55.0%を記録。常に相手のエースのマークを担当し、オフェンスではオンボールスキルの向上を示し、オール・サマーリーグのセカンドチームに選出された。

若手しかいないサマーリーグでいくら活躍しても、レギュラーシーズンの成功に直結するわけではない。それもクリスティーは理解しており、「ウチにはレブロンがいて、ディロ(ディアンジェロ・ラッセル)がいて、オースティン(リーブス)がいる。サマーリーグではオンボールのプレーでアピールできているけど、シーズンのことを考えれば僕の役割は3ポイントシュートとディフェンスになるから、そこはもっと改善したい」と語る。

「とにかく自分にできることは全部やりたい。ある程度効率良くやるより、とにかく全部やりたいんだ。最高の選手になるにはどうすればいいかは見てきたつもりだから、できることはすべてやる。近道はしない」

それはかつてアレックス・カルーソが通った道であり、オースティン・リーブスが通ったばかりの道だ。リーブスはドラフト外、2021年に2ウェイ契約でレイカーズに加わり、2年目の昨シーズンにはチームの主力選手へと成長した。レイカーズ関係者の誰もが、クリスティーが同じ道をたどってブレイクするのを願っている。

「ロブ(ペリンカGM)からは僕にもチャンスがあると言われている」とクリスティーは言う。「昨シーズンは他の選手に比べて経験が圧倒的に足りなかった。でも今度はローテーションに入り、試合に出てチームの勝利に貢献したい。そうやってできるだけ多くの試合に出ることが僕の目標なんだ」