Bリーグ

琉球が勝てば、Bリーグ史上初となる東地区以外のチャンピオンが誕生

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千葉ジェッツ(自地区1位-3地区間1位/53勝7敗/東1位)vs琉球ゴールデンキングス(自地区1位-3地区間2位/48勝12敗/西1位)

チャンピオンシップ初戦で広島ドラゴンフライズに敗れたものの、その後の4試合は盤石の強さを見せてファイナルまで勝ち上がってきた千葉J。セミファイナルのアルバルク東京戦では2試合とも40%を超える3ポイントシュート成功率で試合を優位に進めた。さらに強固なチームディフェンスで60失点台と隙のない戦いぶりを見せている。特定の選手に依存せずに誰でも得点できるオフェンス力は、ディフェンス自慢の琉球にとっても手を焼くだろう。ベンチスタートの小川麻斗や西村文男の活躍も光っており、40分間通じてクオリティが落ちないバスケを展開している。リーグ戦で琉球に敗れた試合では序盤からビハインドを背負う展開となったため、ファイナルでは試合の入りから主導権を握っていきたい。昨オフにスタッフ陣の大量離脱があり心配の声もあったが、2シーズンぶり2度目となるチャンピオンまで手が届くところまでチームを仕上げた。

CSクォーターファイナル vs広島ドラゴンフライズ
GAME1 70-72
GAME2 98-69
GAME3 96-91

CSセミファイナル vsアルバルク東京
GAME1 89-66
GAME2 93-62

名古屋ダイヤモンドドルフィンズと横浜ビー・コルセアーズに連勝し、ここまで無傷で勝ち上がってきた琉球。横浜BCとのセミファイナル第2戦ではビハインドを背負う展開ながらも最終クォーターに連続得点を挙げて持ち前の勝負強さを発揮した。今シーズンは接戦をモノにしている試合が多いだけに、ファイナルでも底力を見せたいところ。チャンピオンシップに入り日本人エースの今村佳太の攻守に渡る活躍が目立つが、セミファイナルではコー・フリッピン、松脇圭志、小野寺祥太が2桁得点を挙げてシーズン平均以上の働きを見せ、ファイナルでも日替わりヒーローの登場に期待ができる。波状攻撃を仕掛けてくる千葉Jを持ち味のディフェンス力でどれだけ抑えられるかもポイントとなる。昨シーズン、ファイナルで悔し涙を飲んだリベンジの舞台は整った。Bリーグ史上初となる、東地区以外のチームからチャンピオンが誕生するか。

CSクォーターファイナル vs名古屋ダイヤモンドドルフィンズ
GAME1 91-85
GAME2 92-81

CSセミファイナル vs横浜ビー・コルセアーズ
GAME1 86-70
GAME2 88-84