守備では3ブロックを記録し、リムプロテクターとしての力も発揮

現地4月2日、八村塁が所属するレイカーズはアウェーでロケッツと対戦。トリプル・ダブルを達成したレブロン・ジェームズのアシストで得点を量産した八村を筆頭に高確率でシュートを決め続け、134-109で快勝した。

八村は、レイカーズが8点リードで迎えた第1クォーター残り5分強にコートへ。残り3分半に、相手のミスショットを見ていち速く速攻に走ると、ゴール下でトロイ・ブラウンJr.のノールックパスを受けて初得点を記録。その直後に再び速攻から、今度はダンクシュートを狙うもリングに弾かれる。しかし、オフェンスリバウンドを奪って味方の3ポイントシュートをアシストするなど、オフェンスで存在感を発揮。また、クォーター終盤には、同時にコートに立つ機会が少なかったレブロンとのピック&ロールから連続でダンクを決めて、レイカーズのリード拡大に寄与した。

第2クォーターも続けて出場した八村はバスケット・カウントを献上する場面もあったが、デイシェン・ニックスのダンクを片手ではじき返す力強さを披露。また、オフェンスでは引き続きレブロンとのピック&ロールを起点に得点を狙っていく。ボールプッシュするレブロンのアシストから豪快なダンクを決めれば、得意のミドルシュートも沈めて前半で10得点を記録し、開始4分半でアンソニー・デイビスと交代した。

70-60とレイカーズがリードした迎えた第3クォーター、お互いに得点を入れ合う一進一退の攻防が続く中、開始4分に再び八村が出場。早速ドライブからディフェンスをステップでかわして後半の初得点を挙げると、残り4分弱にコーナーから1on1を仕掛けてフェイダウェイでシュートを沈める。また、チームが相手に連続でオフェンスリバウンドを許す中、身体を張ったディフェンスリバウンドやスティールで失点を防ぐ。ラストポゼッションでは、ボールをプッシュしてバックコートから3人を置き去りにし、ダブルクラッチでブロックをかわすスーパープレーで第3クォーターを締めた。

レイカーズが18点リードで迎えた第4クォーター、これまでと同様にゴール付近で守備を固める八村は、ゴール下で得点を狙うタリ・イーソンをブロック。そのままオフェンスに転じ、華麗なステップからレイアップに成功する。このプレーの直後に取られたロケッツのタイムアウト明けには、ディフェンスリバウンドから自ら持ち込み、自慢のフィジカルでジョシュ・クリストファーを押しのけてゴール下から20得点目を決めた。

その後もプレータイムを得た八村は、ジェイレン・グリーンのダンクをブロックするなど再びその守備力を発揮。しかし、フリースローや3ポイントシュートのチャンスを決め切ることができず、得点を挙げられないまま残り4分弱にベンチへ下がりその後のプレータイムはなかった。

八村は24分の出場で、レイカーズ移籍後最多となる20得点に加えて、移籍後最多&チーム最多の12リバウンドと1アシスト3ブロックをマーク。貢献度を示すEFFは、レブロンと並んでチーム2番目の29を記録した。ここ最近は同時にプレーする時間が少なかったが、レブロンと息の合った連携プレーを随所に見せ、加入後ベストパフォーマンスと言えるプレーで勝利に貢献した。