八村塁

レブロンに代わって出場、プレータイム減少も6得点4リバウンドをマーク

現地3月29日、八村塁の所属するレイカーズはアウェーでブルズと対戦。ダブルエースのレブロン・ジェームズとアンソニー・デイビスが合計63得点を記録する暴れっぷりを見せて、121-110で勝利した。

試合序盤、14-2のランに成功してリードしたレイカーズは第1クォーター残り5分にレブロンに変えて八村を投入。コートに立った八村は、ファウルとなるもディフェンスリバウンドを取りに行く姿勢を見せると、残り3分にはデイビスとのハイローの合わせからゴール下で初得点を挙げる。その後の八村は、1on1を狙うもダブルチームに阻まれるなど存在感を出せずに第1クォーターを終えた。

第2クォーター、レイカーズはここまで当たっていなかったブルズの3ポイントシュートから反撃を食らい、残り6分半で逆転を許してしまう。しかし、このクォーターでも残り5分にレブロンに代わって出場した八村が、シュートフェイクでディフェンスを揺さぶってからプルアップで得点し、チームにリードを与える。残り4分には、ローポストでポジションを取るデイビスへアリウープパスを送り豪快なダンクを演出。このクォーターの最後まで出場した八村がリバウンドやアシストなどで貢献したことで、レイカーズは59-51とリードして試合を折り返した。

第3クォーターに入ると、レブロンやデイビスを中心にゴール下で得点を重ねたレイカーズが少しずつリードを拡大する。15点差の残り4分に再びコートに立った八村は、ペイントエリアでポジションを取ることで相手のファウルを誘発すると、今度はコーナーからドライブを仕掛けてミドルシュートに成功。残り2分に放った3ポイントシュートは惜しくもリングに嫌われるも、オフェンスでボールを触る機会を増やしていった。

その後、レイカーズは常に2桁点差以上をキープする安定した試合運びを見せてブルズを退けた。八村は勝敗がすでに決した残り1分に再びコートに立ったが、ボールに絡むことなく試合終了を迎えた。

八村は16分の出場で、6得点4リバウンド1アシストをマーク。貢献度を示すEFFは、ベンチメンバーでは最多となる7を記録した。レブロンの復帰によるプレータイムの減少は否めないが、持ち味であるプルアップや積極的にボールを取りに行く姿勢を見せた。