ホームデビュー戦、敗れたものの第4クォーターでの26得点を含む36得点と活躍
先日のトレードでネッツからマーベリックスに加入したカイリー・アービングが、現地13日に行われたティンバーウルブズ戦でホームデビューを果たした。試合は第3クォーター終了時点で18点のビハインドを負ったマーベリックスが、第4クォーターだけで26得点を挙げたアービングの爆発によって追い上げるも、あと一歩届かずに121-124で敗れている。
3点を追うラストプレーで痛恨のターンオーバーを喫したが、この試合のアービングは36得点6アシスト5リバウンド2スティールと見事な活躍を見せた。ここ一番の勝負どころでルカ・ドンチッチ以外に個で打開できる選手がいることのプラス効果をしっかりと証明したが、試合前の記者会見で地元メディアに自身の去就についての質問をしないように要請したことが話題となった。
アービングは今シーズンが現行の4年契約の最終年となり、シーズン終了後にはフリーエージェントとなる。かつてキャバリアーズ時代にコンビを組んでNBA制覇を達成したレブロン・ジェームズのいるレイカーズへの加入が第一希望と報じられるなど、様々な噂が飛び交い、彼の今後の選択には注目が集まっている。
だが、現在のアービングはマーベリックスの一員として優勝することだけを考えていて、次のようにメディアに釘を刺した。「(自身の去就への質問は)チームにとって余計な雑音になる。今までもこういった件について対処してきた。ただ、『これからどうなるんだ?』という質問を受けると感情的になってしまう」
そしてアービングは、このように新天地での意気込みを語った。「ここにはポシティブなモノしかない。日々を大切に過ごしているし、それが人生で僕ができるすべてだ。どんな未来になるのかは、今の自分が何をして、次のステップに向けてどんな準備をするのかで決まっていく。今はロッカールームで最高のチームメートになり、ダラスの地域コミュニティやNBAにおいて素晴らしいリーダーになりたい。僕はありのままの自分でいるだけだ」
アービングの要望はチームのことを考えれば妥当なものだ。そして何よりもこの話題を封じ込めるには、自身の活躍でマーベリックスを勝利に導くことが一番の効果的な手段となる。