日本人選手と外国籍選手が5人ずつランクイン

1ST   8.8本 河村勇輝(横浜ビー・コルセアーズ)
2ND  7.6本 ペリン・ビュフォード(島根スサノオマジック)
3RD  7.4本 齋藤拓実(名古屋ダイヤモンドドルフィンズ)
4TH  7.1本 並里成(群馬クレインサンダーズ)
5TH  6.5本 久保田義章(京都ハンナリーズ)
6TH  5.8本 富樫勇樹(千葉ジェッツ)
7TH  5.2本 ディージェイ・ニュービル(大阪エヴェッサ)
8TH  5.2本 チェハーレス・タプスコット(茨城ロボッツ)
9TH  4.9本 コーディ・デンプス(富山グラウジーズ)
10TH 4.9本 トレイ・ジョーンズ(群馬クレインサンダーズ)
※B.LEAGUE B1リーグ戦の85%以上出場の選手が対象

河村勇輝(172cm/68kg/PG)
2位と1本以上の差をつける8.8アシストで河村が現在のリーグトップとなった。ピック&ロールの合わせやトランジションのイージースコアを生み出すアシストなど、オフェンスを組み立てる上で重要なポイントを担っている。また、平均18.3得点と高い得点力を持っていることから、自身が最大のおとりとなって味方の得点を演出する場面も多々あり、ボールが手を離れる直前までどのプレーを選択するのか分からず、ディフェンダー泣かせの選手だ。また、横浜BCのフィールドゴール成功率はリーグ6位の45.9%で、チームメートのシュート力向上が河村のアシスト数増加に影響している。

ペリン・ビュフォード(198cm/100kg/SF)
上位を日本人選手が占める中、他のスタッツでも荒稼ぎするビュフォードがアシストランキング2位に。アウトサイドでプレーすることが多く、安藤誓哉や津山尚大などスコアリングガードたちへのアシストや、ピック&ロールからのスキップパスでオープンで打たせることに長けている。インサイドではニック・ケイとのハイ&ロープレーなどでアシストを記録することもあり、内外問わず攻撃の起点となっている。また、トランジションの場面では自らボールを持ってプッシュし、そのままリングにアタックしたり、ともに走る味方へのアシストに転じるなど引き出しの多い選手だ。

齋藤拓実(172cm/69kg/PG)
名古屋Dのエースガードを務める齋藤がリーグ3位にランクイン。今シーズンは開幕節となったシーホース三河戦でリーグ最多タイとなる18アシストをマークするなど絶好調で、齋藤を中心にチームも現在リーグトップの24.5アシストを記録している。また、プレータイムは河村と約3分、ビュフォードと約11分の差があり、アシスト効率は彼らよりも高い。今シーズンの名古屋Dを象徴するトランジション&高精度の3ポイントシュートは齋藤の手によって組み立てられていると言っても過言ではないだろう。

久保田義章(175cm/75kg/PG)
昨シーズンから主要スタッツを大きく伸ばしている久保田が現在のアシストランキング5位となった。平均得点は昨シーズンの6.9得点から11.3得点、平均アシストは4.2本から6.5本とオフェンスを中心に成長を遂げている。トランジションに走る選手やインサイドでポジションを取る選手へのアシストが多く、少ないチャンスを確実に得点に繋げている。第13節の富山グラウジーズとの第2戦ではキャリア最多の14アシストで勝利に貢献した。アシストに加えて得点パターンも多彩なため、相手にとって厄介な選手だ。

チェハーレス・タプスコット(195cm/106kg/PF)
タプスコットがインサイドプレーヤーで唯一ランキングトップ10入りを果たしている。ハイ&ロープレーなどビッグマン同士のアシストやエクストラパスなどでアシストを記録することが多いが、フィジカルを生かしたドライブからキックアウトを出すなどクリエイト能力も高い。今シーズンは第15節、滋賀レイクスとの第2戦で10本のアシストを記録して得点とのダブル・ダブルを達成するなど、得点、リバウンド、アシストのトリプル・ダブルも期待できる。平均プレータイムが34.8分と長い出場時間でもパフォーマンスを落とさずにプレーできており、試合終盤のビッグプレーにも関わることも多い茨城のキープレーヤーだ。