「今日は勝利をつかむことができなくて本当に悔しいよ」

現地4日、キャバリアーズは敵地でニックスと対戦したが、出だしからオフェンスが機能せず、今シーズン最少得点に終わり81-92で敗れた。ドノバン・ミッチェルは今オフ、プロ入りから在籍していたジャズのチーム解体を受けてトレードでキャバリアーズに加入したが、当初は地元であるニューヨークのニックス行きが有力視されていた。そういった背景もあり、キャバリアーズへ移籍後初の地元凱旋となったこの試合はいつも以上に注目を集めていたが、ミッチェルにとってはほろ苦い結果となってしまった。

ミッチェルはこの試合で23得点を挙げたが、3ポイントシュートは11本中2本の成功、フィールドゴール全体でも22本中8本成功と低調なパフォーマンスに終わり、「いつもすべてがうまくいくわけじゃない。今日は本来の自分たちではなかった」と振り返っている。

「僕たちはうまくいく方法を見つけることができなかった。異なる部分で苦労していたし、試合全体を通して良いプレーができなかった。ただ、勝てるチャンスも作り出した。頭をずっと下げていることはできない。今夜は本当にプレーを遂行できなかった。そういうことも起こり得るんだ」

さらにミッチェルは、「地元に帰ってきて家族や友人がいるのは良いことだよ」と地元での試合について語る。「ここで育ったので、地元の観客の前でプレーできるのは素晴らしいね。地元で良いプレーをするのは常にモチベーションとなる。ただ、この夏の出来事はもう終わったことだ。今日は勝利をつかむことができなくて本当に悔しいよ」

ミッチェルの加入で戦力補強に成功したキャバリアーズはここまで15勝9敗と、2017-18シーズン以来のプレーオフ出場に向け順調なスタートを切っている。ただ、今日の敗戦によりアウェーゲームはここ8試合でわずか1勝のみと改善が必要な状況だ。