Bリーグ

感染症対策ガイドラインは一部規定の緩和を発表

Bリーグは今日、理事会後のメディアブリーフィングを実施した。ブリーフィングには島田慎二チェアマンが登壇し、新型コロナウイルス感染症対策ガイドラインの緩和事項の共有や、第4節川崎ブレイブサンダースとシーホース三河の第2戦で発生したニック・ファジーカスのプレーについて、第5節終了時点での平均入場者数の報告の合計3項目について説明した。

ガイドラインの主な緩和事項として、会場内で確保すべき身体的距離を『できる限り確保する』と改定するなど、会場運営における対策ガイドラインの4項目の改正が行われた。そして、今後の声出し応援などの緩和は、政府の方針に従う形でアップデートしていくと説明した。

今回から取り組みを開始した、試合で発生した議論すべき事象についてJBA審判グループシニア・テクニカル・エキスパートの上田篤拓がメディア向けに報告を行った。今回は、第4節に発生した川崎のファジーカスのプレーについて判定の経緯や、その後のBリーグが発表した制裁について説明。「担当の審判クルーは、試合終了後に起きた事象と判断していたが、実際には試合内に起きていたものと確認ができました。シーズン終了後まで同様のケースを判定に繋げられるように、今回の事象についてはレフェリー全体へ共有しました」

また、島田チェアマンは今回の取り組みに関して次のようにコメントしている。「バスケットボールに限らず試合のプレーについて、ウェブ上などで議論が交わされるのは最近良く見ています。すべての事象について説明することはできませんが、Bリーグを開かれたものとするために今後も今回のように振り返る場を設けていきたいと考えています」

最後に第5節までの入場者数について島田チェアマンが報告した。ここまでのB1全体の平均入場者数は3371人とコロナ前の2019-20シーズンの3255人を上回る数を記録している。B1トップの平均入場者数となっているアルバルク東京(7413人)を筆頭に、琉球ゴールデンキングス(6516人)、川崎(4622人)、千葉ジェッツ(4432人)、 秋田ノーザンハピネッツ(4354人)、 宇都宮ブレックス(4168人)の6クラブが新B1の入会基準となる4000人をクリアしている。またB2全体の平均入場者数は1261人となり、最多人数となったのは長崎ヴェルカの1858人で、新B2の入会基準となる2400人を現段階でクリアしているクラブは0となっている。