シーズン最長の27分間出場、第3クォーターには豪快なプットバックに成功
現地11月1日、ネッツはホームでブルズと対戦した。前半だけで20得点を記録したケビン・デュラントを中心にリードをつかんだものの、最終クォーターにザック・ラビーンに20得点を固められ、99-108で逆転負けを喫した。
試合当日、ネッツは2020-21シーズンから指揮官を務めていたスティーブ・ナッシュが双方合意の上で退任することを発表。そのため、今日のブルズ戦はアシスタントコーチのジャック・ボーンが指揮を執った。
第1クォーターの中盤にコートに立った渡邊は、残り2分40秒にデイビッド・デュークJr.のパスをコーナーで受けて3ポイントシュートを成功させる。続くディフェンスでは、ニコラ・ブーチェビッチに対してノーファウルでシュートを落とさせるなど、好守が目立った。第2クォーターは無得点となったが、8分36秒にアレックス・カルーソのドライブのコースに入り、ブロックショットを決めるなど見事な守備を披露する。
ネッツがリードして迎えた第3クォーター、デュラントのキックアウトからボールを受けた渡邊は、ベースラインドライブでゴールに迫り、ボースハンドでダンクシュートを決める。波に乗る渡邊は3分59秒に、エドモンド・サムナーがこぼしたシュートをプットバックでダンクシュートを決める豪快なプレーで、7得点目をマークした。また、クォーターの終盤には、デマー・デローザンのシュートを背後から強烈なブロックショットで阻止するなど、攻守に渡って存在感を発揮した。最終クォーターも渡邊は3ポイントシュートを1本成功させたが、チームはこのクォーターを19-31とされて逆転を許し、今シーズン6敗目を喫した。
渡邊はシーズン最長となる27分間出場し、どちらもシーズンハイとなる10得点2ブロックを記録した。ヘッドコーチ解任などチームは揺れる中、今日の試合でも安定したプレータイムを獲得しており、チーム内での重要度も高まっている。