グリーンも歓迎「ドンテ、ウォリアーズの両方にとって良いことだと思う」
今オフにフリーエージェントとなり、ウォリアーズに加入したドンテ・ディビンチェンゾが新天地での意気込みを『NBC Sports』の取材で語った。
25歳のディビンチェンゾは、2019年にビラノバ大でNCAAトーナメント優勝に貢献した後、同年のドラフト1巡目全体17位指名でバックスに入団した。キャリア3年目の2020-21シーズンには出場した66試合すべてで先発し、平均10.4得点、5.8リバウンド、3.1アシストを記録。主力の一員としてNBA制覇を経験したものの、プレーオフファーストラウンドで故障し、残り試合を全休した。
昨シーズン中の12月末に復帰を果たしたが、パフォーマンスは上がらず。その影響もあり、4チームが絡む大型トレードでキングスに放出されるなど、消化不良の一年となっていた。
先日、ウォリアーズと結んだ契約は2年総額930万ドル(約12億6500万円)と報じられている。ディビンチェンゾは「健康でなければコート上では何もできない。それが僕にとって大きな焦点になる。自分の身体を次のレベルへ引き上げるためにも、すでにパフォーマンススタッフと一緒にトレーニングに取り組んでいるよ」と、何よりもコンディションを整えることが重要だと語る。
そして、まだ25歳と若い彼は、ジョーダン・プールのように自分もウォリアーズで大きな飛躍を遂げたいと続けた。「昨シーズン、ジョーダン・プールはキャリアにおける大きな一歩を踏み出した。そのことをチームがどれだけ気にしているかを知っている。そしてオフに移籍したゲイリー・ペイトン2世やオットー・ポーターJr.が昨シーズン、チームでやってきたことを見ている。彼らのように他の選手を助けていくのが、僕のベストだと思う」
ちなみにウォリアーズの中心選手でご意見番でもあるドレイモンド・グリーンは先日、自身のポッドキャスト番組『The Draymond Green Show』で、ディビンチェンゾの加入をこう歓迎している。
「ステフ(カリー)と僕は、ドンテの加入がどれだけ重要であるか理解している。ペイトン2世を失った今、ディフェンスができるウイングが再び加わった。それにドンテはシュートを決めることができる。彼はこれまでよりオープンショットを打ち、自分のアスレチック能力を発揮できる機会が増えるだろうね。これはドンテ、ウォリアーズの両方にとって本当に良いことだと思うから、この契約はうれしいよ」