オットー・ポーターJr.

「自分が高いレベルでプレーするまでに復活したことを示せた」

ラプターズに加入したオットー・ポーターJr.が入団会見を行った。

ウォリアーズに加わった昨シーズンは、レギュラーシーズンで63試合に出場し平均8.2得点、5.7リバウンドを記録。プレーオフでも19試合で平均19.5分の出場とローテーション入りし、ウォリアーズの王座奪還に貢献していた。それだけにウォリアーズ残留を望む声もあったが、2年契約で新天地にラプターズを選んだ。「優勝したから、間違いなくタフな決断だった。多くの人々はチームに戻ってくることを期待していたと思う。でも、このメンバーとは一生の付き合いになる。信じられないような素晴らしい1年だった」

このように移籍は簡単な決断でなかったと語るポーターだが、「いくつかオファーがあったけど、ラプターズこそが僕の行きたいチームだった」と振り返り、その理由を明かした。「僕の妻はトロント出身で、家族にとってとても過ごしやすい。この夏もトロントにいたし、街についてよく知っている。どんな人々なのか、冬の寒さについても知っている。そしてラプターズは素晴らしい組織で、トップに返り咲く野望を持った若いチームだ。ゴールデンステイトで優勝した経験を生かして、若い選手たちと再び優勝するための助けができると感じている」

ウォリアーズ加入前、ポーターは数年間にわたって故障を繰り返し多くの試合を欠場していた。だが、「昨シーズン、自分が高いレベルでプレーするまでに復活したことを示せた」と語ったように、現在は大きな自信を持っている。ベテランの域に入った彼は若手の指南役かつ、頼りになるウイングプレーヤーとして、ラプターズのプレーオフ復帰を手助けする。