髙田真希も「リーグ戦によって、試合数が増えることはすごく良い」
日本バスケットボール協会(JBA)は、今年8月からU18世代の全国男女各チームによるトップリーグを開幕することを発表した。
このリーグは『U18日清食品トップリーグ2022』と題され、8月から11月にかけて行われる。昨年度よりJBAは日清食品とともにU18世代の育成、強化の充実を目的に『U18日清食品関東ブロックリーグ』を実施してきた。そして、2年目となる今年度は『U18日清食品トップリーグ2022』を新設し、『U18日清食品ブロックリーグ』の参加ブロックを、関東、東海、中国、四国の4つに増設することも発表している。
今年の『U18日清食品トップリーグ2022』に出場するチームは、トップリーグ審査委員会から推薦された男女各8チームで以下の通り。参加チームの選出基準は、令和3年度インターハイとウインターカップ2021の試合結果を元にポイントをつけて推薦順位が決定された。また、大会は男女各8チーム参加による1回戦総当たりのリーグ戦となる。
男子
仙台大学附属明成(宮城県)
前橋育英(群馬県)
正智深谷(埼玉県)
帝京長岡(新潟県)
東海大学附属諏訪(長野県)
中部大学第一(愛知県)
福岡第一(福岡県)
福岡大学附属大濠(福岡県)
女子
昭和学院(千葉県)
東京成徳大学高(東京都)
明星学園(東京都)
岐阜女子(岐阜県)
安城学園(愛知県)
桜花学園(愛知県)
京都精華学園(京都府)
大阪薫英女学院(大阪府)
そして、8月から12月にかけて行われるブロックリーグ2022は、各都道府県のバスケットボール協会から推薦されたチームが出場する。なお、トップリーグに参加するチームが所属する都道府県は、トップリーグ参加チームを除いて、インターハイ予選最上位チームより原則推薦される。関東ブロックは各都県の男女各1チーム、東海ブロックは各県男女2チーム、中国ブロックは各県男女1チーム、四国ブロックは各県男女2チームが出場する。
U18世代のリーグ戦が誕生し、NBAでプレーする日本代表の渡邊雄太は「自分が高校生のときは、リーグ戦がなかったので、すごくうらやましいと思います」とコメントを発表。「今の高校生たちには、この競技環境を当たり前と思わずに感謝して、高校集大成のウインターカップへの成長に生かしてもらいたいです。事前に決まっている対戦相手へのスカウティングなど、しっかり準備ができるリーグ戦を、高校生の頃から経験することは、将来プロになったときに生かすことができ、必ず日本の未来につながってくると思います」
女子日本代表の髙田真希も「リーグ戦によって、試合数が増えることはすごく良いと思います」とコメントを綴っている。「トーナメントの一発勝負とは違い、リーグ期間ベストな状態で戦えるコンディショニング調整や、戦略・戦術が求められるようになると想像します。私自身、高校生の時にこのような競技環境があったら、もっと楽しかったと思いますし、特に高校卒業後も、トップレベルでバスケを続けていくことを目指す選手にとっては、トップカテゴリのチームに近い競技環境を高校生の時に経験できることはとても有意義なことだと思います」