低調なパフォーマンスに終わり「もっと高いレベルでプレーできればよかった」
ヒートはセルティックスとの東カンファレンスファイナル第7戦に敗れ、シーズンが終了した。
第7戦は終始セルティックスのペースで試合が進んだ。それでも、終盤に反撃したヒートは残り18秒にジミー・バトラーの3ポイントシュートが決まれば逆転というところまで迫ったが、このシュートが外れ96-100で敗れた。
カイル・ラウリーは敗戦のショックを隠し切れなかった。「僕は優勝するためだけにプレーしている。楽しかったし、チームメートにも、この機会にも感謝している。でも僕にとってはもったいない1年だった。優勝できなければ、無駄な1年になってしまうんだ」
ラウリーは今シーズンからヒートに加入し、優勝の最後のピースとして期待された。レギュラーシーズンは平均13.4得点、7.5アシストを記録し、第一シード獲得に大きく貢献したが、ポストシーズンはハムストリングのケガの影響で出場は10試合に留まり、平均7.8得点、4.7アシストと大きくスタッツも落とした。また、3ポイントシュート成功率は24.1%まで落ち込み、これはポストシーズンで3ポイントシュートを50本以上打った40人の選手の中で39位の数字だ。
そのため、ラウリーも「もっと良いプレー、もっと高いレベルでプレーできればよかったけど、そうはならなかった」と低調に終わった自身のパフォーマンスを責めた。それでも、ラウリーは「僕はあそこでプレーしていた。それが本当に重要なことで、ケガを言い訳にするつもりはない」と、セルティックスとのシリーズで全力を尽くしたことを誇った。
2018-19シーズンに優勝を経験したが、2度目の優勝を本気で狙っているからこそ、ラプターズを離れてヒートにやってきた。現在36歳、自身のキャリアが終わりに近づいていることを自覚しているからこそラウリーは「あと何回チャンスがあるかわからない。正直に言って、僕にとってはもったいない1年だった」と後悔の言葉を口にした。