要所で決定的なアシストを決め、勝利に貢献
現地5月20日、ワシントン・ミスティクスがアウェーでアトランタ・ドリームと対戦した。
ベンチスタートの町田瑠唯は5点リードの残り4分に出番が回ってくると、早速味方のレイアップをアシスト。さらに相手の読みを逆手に取り、逆サイドへの強いパスでシュートチャンスを演出したが、この3ポイントシュートはリングに嫌われた。軽快なフットワークで相手のアタックに抜かれずについていったが、フィジカルで押し込まれタフなシュートを決められるバスケット・カウントを許した。また、トップへのリターンパスを送る際に相手のディフェンスが気になり、トラベリングをコールされてしまうなど、やや精彩を欠いた。
試合は同点で前半を終える接戦に。オフェンスが停滞したミスティクスは一時2桁のリードを許してしまうが、町田がコートに立った残り1分の時点で6点差と食らいついた。そして、ミスティクスのラストプレー、町田は残り時間を計算してドリブルで時計を進めると、残り10秒からアタックを開始。スクリーンを呼んでマークをスイッチさせると、ダイブした味方にピンポイントでパスを送り、ゴール下のシュートをアシストした。こうして4点差で最終クォーターを迎えた。
そのまま第4クォーター頭から出場した町田は、クロスオーバーでマークマンを振り切ると、ヘルプの寄りを察知しキックアウト。フリーを作って、3ポイントシュートをアシストした。残り7分には、自らがフリーとなり、この試合初めてのフィールドゴール試投となる3ポイントシュートを放つが決め切れなかった。その後、再びトランジションから右サイドでノーマークのシュートチャンスを得たが、ゴール下でファウルが発生し数的有利な状況を生かすことができなかった。そして、このタイミングで町田は交代となり、その後出番は回ってこなかった。
試合は残り41秒に逆転したミスティクスがその後の失点を防ぎ、ファウルゲームで得たフリースローをしっかりと決めて78-73で勝利し、5勝1敗とした。
町田は9分のプレータイムで無得点に終わったが、3アシスト2リバウンドを記録。今シーズン初めて出場時間が2桁未満で最少となった。