今後もメンターとして指導を続ける可能性も
血栓症により医師からプレー再開の許可が下りず、2016年2月以降プレーしていないクリス・ボッシュは、今も現役復帰をあきらめずにコンディションを維持しながらチャンスを待ち続けている。2019年のオールスターゲーム時期を目途に、それまでに所属先が決まらなければ結論を下す意向を示唆しているが、先日はニックスの練習場を訪れ、2018年のドラフト全体9位で指名された新人ケビン・ノックスにアドバイスを送った。
ボッシュは、ノックスと40分近く話し、1年目の心得を伝えたという。ヒートのアシスタントコーチを務めた時期からボッシュと繋がりがあるニックス指揮官のデイビッド・フィズデイルが、2人の会話の内容を『New York Post』に語った。
「クリスは、彼の1年目の時の経験をケビンに伝えていた。ケビン・ガーネットや他の選手が彼を徹底的に打ち負かそうとしたこともあったが、彼は怯まず、負けなかった。むしろ彼らとの対戦で学習し、ワークアウトに力を入れた。ドラフト上位指名選手で、1年目から多くを期待されている選手には、非常にためになるアドバイスになったと思う。ケビンは、クリスの話を聞き入っていた。そして、アドバイスを練習に取り入れようとしている」
攻守両面での貢献が期待されるノックスは、ここまでプレシーズンゲーム4試合に出場し、2試合でダブル・ダブルをマークしたが、経験不足により安定したパフォーマンスを見せられていない。
2003年のドラフト全体4位でラプターズから指名されたボッシュなら、同じフォワードのノックスにとって最高のメンターになれるだろう。現役復帰の道は断たれたも同然の状態のボッシュにとっても、若く、フレッシュなノックスへの指導は、新たなモチベーションに
なるのではないだろうか。
Ok then, @KevKnox pic.twitter.com/dZ1OKlxbOh
— NEW YORK KNICKS (@nyknicks) 2018年7月7日