ラウリー「僕たちは試合に本当に勝ちたいと思っているんだ」
4連敗を喫し東カンファレンス首位の座から陥落したヒートだったが、キングスに23点差の快勝を収め、続くセルティックスとの上位対決を制し、再び首位に返り咲いた。
チームは上向いたが、連敗中の雰囲気は悪く、現地23日のウォリアーズ戦ではジミーバトラーとヘッドコーチのエリック・スポールストラが激しい口論を繰り広げた。選手が止めに入るものの互いに引き下がらず、スポールストラが作戦ボードを床に投げつけるなど、ベンチは異様な雰囲気に包まれた。その結果、バトラーにトレードの噂まで浮上した。
それでも、連敗を止めたキングス戦後にバトラーが「このロスターはチャンピオンを勝ち取るために構築された。僕たちはチャンピオンシップクラスのチームだ」とコメントしたように、以前の険悪なムードは一切なく、チームは再び一丸となって優勝を目指している。
カイル・ラウリーも「ああいったことはよくある。正直に話すと今回だけではない。ただ、僕たちは試合に本当に勝ちたいと思っているんだ」とコメントし、勝利への強い思いが時に衝突を生むことを示唆した。
口論について聞かれたバトラーも「すべてが良い方向に向かうわけでも、悪くなるわけでもない。僕たちはそれを理解している」と語り、これからも同じスタンスを貫く意思を表明した。「結局のところ、僕たちは共にやっていかないといけない。勝とうが負けようが、僕たちはこれからもそうしていくつもりだ。ああいったことは起こり得るし、そこから前に進むんだ。また勝ちを積み重ねていくだけさ」
ヒートは規律を重んじ、全員が勝利への強い気持ちを持っている集団として知られている。今回の騒動でバトラーのトレード話まで浮上したが、雨降って地固まり、さらにチームの結束は強まったはずだ。